89話 猫と虎と
まぁどうゆう訳か蛇は眠ってしまったみたいなので私たちものんきに寝てしまったと。
起きたときのやっちまった感は半端なかった。
ジローなんてまだ寝てるし。
窓から外を見る。
奴はトグロを巻き動かない。
戦うわけでもないし放っておくしかない。
私は服でも探すか。
ビルは服飾の専門学校みたい。
これは期待出来るんじゃ無いかと物色開始。
今いるフロアは教員室や事務所、談話室みたいなものだけで服は手にはいらなかった。
一応敵も気をつけているのだが
蛇のせいか何の気配もない。
EV横の案内板を見ると有りそうなのは4階の実技系の教室かな?
とりあえず行ってみるか。
階段を下り4階にたどりついたが
そうだよねぇ教室に服なんてないよねぇ~
中を見回すが私物なんかもない。
ハズレか~そう思い教室を出ようとしたら
ミシン台の影に紙袋を3つ発見。
ひっくり返して見ると
中は端切れ半分古着半分。
端切れはどうにもならないけど
古着はイイのがあった。
ベージュのキュロットピンクのシャツと黒のキャミをチョイス。キャミが可愛いからよしとしよう。
靴無いの靴?
結局裸足でもとの2階に戻る。
あれ?ジローいない。
「おう起きてたのか?」
ジローが教員室から小豆色のダッサイジャージ(サイズあってない。)を着てビーサン姿で現れた。
それはそれでよく見つけて来たわね。
「靴無かった?靴?」
「靴?運動靴ならあったぞ。」
「それでいいか。取ってきて。」
「俺をパシらすな!」
「私はご飯用意するから。」
「ちっ、しゃーねーな。」
ジローは教員室に戻る。
私は談話室に行くと自販機に向かう。
右腕だけ獣化して切り裂いた。
ガゴン!
自販機の前面がはずれ倒れる。
蛇もいるしあまり大きな音は立てたくない。
倒れる自販機の前面を受けとめそっと倒した。
中から物色して食べれそうなのは
サラダ用に真空パックした鳥肉と
カロリースティックくらい。
あぁジローは肉与えとけばいいや…
ドドン!
何かが落ちる音がした。
ジローも気づいて音源を探している。
一階か?
ドドン!
今度は二階の奥から音がした。
私たちは慎重に奥に向かう。
そこにはダストシュートがあった。
その扉の辺りで音がするのだ。
ガタガタする扉の両サイドに立つと
ジローは椅子を振り上げげ構え。
私が扉に右手をかける。
左手でカウント
3、2、1!
開けた!
ジローが椅子を振り下ろす!
「待って!」
ピタリとジローが椅子を止めた。
そこには女の子がいた。
胸には犬がいた。
ロボだ。
「おう、コハルひさしぶりだな。」
「ロボちゃん!」
「ちゃんはいらん!ちゃんは!」
「あれ?お兄ちゃんは?」
「ん?ユウマか?ユウマなら」
ロボが下を見る。女の子のお尻の下に手と
頭が見えた。
ぷるぷるしてる。
あっ落ちた。
女の子はジローがすんででキャッチした。
つくづく女の子をキャッチする男だな。
お兄ちゃんは…
はるか下の階まで落ちていった。
ズドーン
激しい衝突音
ああ…死んだかな?
合流!




