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奈落の空  作者: ぴこ
インターバル
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二人暮らし

間章やらないって言って

ロボの話を少しいれてしまいました。

次回こそ新章へ

相棒の鞄の中でじっと身を潜める。

あれは危険だ。今のこいつじゃ勝負にならないだろう。

力の使える段階が遥かに違う。


今は覚醒時、できれば睡眠時の方が望ましいが

悠長なことを言っていられない。


私は目をつむり深く潜る。

黒滝ユウマの中へと…




まず、自分の姿を形作る。

服は田辺の部屋にあった雑誌のものを参考にしよう。

黒のレザーパンツに黒皮のブーツ。

上は黒のピッチリした長そで。

手袋も欲しいな。皮の手袋をイメージし具現化する。

黒のニットを被る。サイドに狼をあしらったシルバーが縫い付けられている。

ざっしで見た帽子にはついてなかったがアレンジだな。

最後に白いケープをまく。

口元は隠したい。

髪は銀になっていた。

何故だ。私の体毛は黒のはずなんだが…

黒滝と混じりあった影響だろうか?


気づけば私は海辺に立っていた。

青い海と砂浜が続き

海沿いの通りには店舗や家がが並んでいる。

家の間を二両編成の電車が走り抜けていく。

よいところだ。


はじめて会話したときは真っ暗で何もない場所だったが。


これがユウマの元風景か。

私は海沿いの道を歩いていた。

風が気持ちいい。

居心地の良い街だ。

これは住み心地が良さそうだ。


さて、ユウマはどこにいるんだろう。

右手にグランドが見えた学校だろうか?

しばらく歩くと。島が見えた。

橋がかかってる。

あの辺が怪しいな。

私は橋のたもとまで来た。

おそらくここかな?

橋の入口で売っていた貝を焼いた物を買い、

爪楊枝で食べながら橋を渡った。


島にわたり山の方へ行くか海沿いに行くか

考えなんとなく海沿いに進む。

登るのがめんどくさかったのだ。


しばらく行くと一軒のロッジが見えた。

あれかな?

海沿いの斜面に建っていて。一段一段広めのウッドデッキが三段ほど延び広めのテラスになっている。

テラスにある木で出来た大きめのベンチで

ユウマは眠っていた。


私が近寄るとユウマは目を覚ました。

「誰だ?」

「ロボだよ。」

「ロボ?あいつはトイプーだぞ。」

「トイプーではない私は狼の王!」

「あぁロボだ。」

「ちっ!納得いかないがまぁいい。」

「まぁ立ち話もなんだから座れよ。」


私は席を進められ、ウッドデッキ沿いにある椅子に腰かけた。


「ロボって人間にもなれたんだな。」

「これからここに住ませてもらうからな。

人の姿の方が継ごうがいい。」

「住む?ここに?」

「そうだ。」

「…まぁいいけど。」

「あっさりだな。」

「ロボには世話になってるしな。それに…」


ユウマはロッジを見上げる。


「一人で住むには少し広すぎるしな。」

「そうか…」

「そうだ、今度は一緒に珈琲でも飲もうって言ってたな?」


そういえばそんな話してたな。

「いや、今はいい。それより部屋に案内してくれ。」

「わかったよ。」


ユウマはテラスのガラス扉を開け中に入る。


「二階の角部屋は俺が使ってるんだけど、会談中上がって…」

「ユウマ…」

「なんだロボ?」

「改めてよろしく。」

「あぁよろしくな。」


こうして私はユウマの中に正式に招き入れられた。

これからユウマと同じ生を生きていくのだ。

私は硬く決意を固めた。







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