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奈落の空  作者: ぴこ
月と猫編
58/179

58話 パーティー再結成

俺の愛した幼女は人妻で子持ちでした。

それより

「その光はあなたの子供なのですか?」

ルシル…先に言うなよ。

「私あのとき妊娠してたからね。」

おっおう…

「手がかりはないのですか?」

「私はあなたたちが来て始めて家から出られたから。」

そう言ってコハルちゃんは田辺を見た。

ヒョットコだから変な絵だが。

「俺もさっぱりだ。あれから何度か意識を失ってね。こんなにハッキリ話せるようになるのもいつもじゃないんだよ。」

え?さつきは意識ちゃんと保てるって。

それ危なくない?

「もう堕ちる一歩手前じゃないですか。」

「堕ちる?」

「異形の力は強力ですが心を蝕みます。

最初は理性があります。でもやがては…」

そういってコハルちゃんを見た。

「私はダイジョーブ。」

そういって俺を見る。

いや、コハルちゃん俺もそんなに自身無いよ。

「こいつは大丈夫だ。私が保証しよう。」

ロボが答えた。

いや、お前が保証してくれてもなぁ。


「コハルはまだ彼らと行くのだろ?」

田辺はコハルちゃんに語りかけた。

「ええ、いろいろ約束もしちゃったし。」

「そうか…」

「君…黒滝君だっけ?何かいりような物はあるか?」

「ゴムボートですかね。」

「ゴムボート?」

「水を入れて移動するんです。」

「そんなことが出来るのか?わかった。用意しよう。川向こうにショッピングモールがある。

そこで調達してこよう。」

「ありがとうございます。」

「コハル、私もあの子を探す。見つけたら親権は私の物だからな。」

「やっぱりここで殺しておこうかしら。」

「じゃあ少し待っていてくれ。」

田辺は窓に近づいていく。

「私がいない間は寝室にでも隠れていてくれ。

仲間たちが来ると厄介だからな。」

そう言い残して上の階に登っていった。



「頼りになるやつではあるんだけどね…」

「見た目で損してますね。」

「こうなる前はそれなりにいい男だっのよ。」

「よけいに無惨ですね。」

「で、コハルちゃんはまだ一緒にいてくれるんだよね?」


コハルちゃんはなんだか照れ臭そうに

「さっきも言ったでしょ。約束したし。

安心してよお兄ちゃん♪」


俺達はパーティー崩壊の危機を逃れたのだった。


さて、次ぎはここから脱出だけど。

「まだ病院を目指す方針でいいんですか?」

「そうだな。コハルちゃんの娘の手がかりも探さなきゃだしね。」


「前の逆の方法は使えないんですか?」

「逆?」

「ボートに水を入れて上まで浮上出来ませんかね?」

「風に流されたりしないかな?」

「あるなそれ。川の上とかに運ばれたらまた詰むしな。」

「ルートも含めてあいつが帰ってきたら相談してみましょう。」


さて、脱出だ!






タワマンは思ってたより動かしずらい

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