58話 パーティー再結成
俺の愛した幼女は人妻で子持ちでした。
それより
「その光はあなたの子供なのですか?」
ルシル…先に言うなよ。
「私あのとき妊娠してたからね。」
おっおう…
「手がかりはないのですか?」
「私はあなたたちが来て始めて家から出られたから。」
そう言ってコハルちゃんは田辺を見た。
ヒョットコだから変な絵だが。
「俺もさっぱりだ。あれから何度か意識を失ってね。こんなにハッキリ話せるようになるのもいつもじゃないんだよ。」
え?さつきは意識ちゃんと保てるって。
それ危なくない?
「もう堕ちる一歩手前じゃないですか。」
「堕ちる?」
「異形の力は強力ですが心を蝕みます。
最初は理性があります。でもやがては…」
そういってコハルちゃんを見た。
「私はダイジョーブ。」
そういって俺を見る。
いや、コハルちゃん俺もそんなに自身無いよ。
「こいつは大丈夫だ。私が保証しよう。」
ロボが答えた。
いや、お前が保証してくれてもなぁ。
「コハルはまだ彼らと行くのだろ?」
田辺はコハルちゃんに語りかけた。
「ええ、いろいろ約束もしちゃったし。」
「そうか…」
「君…黒滝君だっけ?何かいりような物はあるか?」
「ゴムボートですかね。」
「ゴムボート?」
「水を入れて移動するんです。」
「そんなことが出来るのか?わかった。用意しよう。川向こうにショッピングモールがある。
そこで調達してこよう。」
「ありがとうございます。」
「コハル、私もあの子を探す。見つけたら親権は私の物だからな。」
「やっぱりここで殺しておこうかしら。」
「じゃあ少し待っていてくれ。」
田辺は窓に近づいていく。
「私がいない間は寝室にでも隠れていてくれ。
仲間たちが来ると厄介だからな。」
そう言い残して上の階に登っていった。
「頼りになるやつではあるんだけどね…」
「見た目で損してますね。」
「こうなる前はそれなりにいい男だっのよ。」
「よけいに無惨ですね。」
「で、コハルちゃんはまだ一緒にいてくれるんだよね?」
コハルちゃんはなんだか照れ臭そうに
「さっきも言ったでしょ。約束したし。
安心してよお兄ちゃん♪」
俺達はパーティー崩壊の危機を逃れたのだった。
さて、次ぎはここから脱出だけど。
「まだ病院を目指す方針でいいんですか?」
「そうだな。コハルちゃんの娘の手がかりも探さなきゃだしね。」
「前の逆の方法は使えないんですか?」
「逆?」
「ボートに水を入れて上まで浮上出来ませんかね?」
「風に流されたりしないかな?」
「あるなそれ。川の上とかに運ばれたらまた詰むしな。」
「ルートも含めてあいつが帰ってきたら相談してみましょう。」
さて、脱出だ!
タワマンは思ってたより動かしずらい




