48話 タワーマンション
目覚めるとルシルの姿は見えなかった。
寝起きラッキースケベイベント無しか
起きたらオッパイに挟まれてる。
それだけが楽しみな人生だった。
日はもう出ている。
けっこうな時間眠っていたようだ。
「おい、ルシル!」
何処に行ったんだあいつ?
リビングに移動して冷蔵庫を漁る。
金持ちの家は入ってるもんが違うなぁ~
おっサラミ発見!
サラミを齧りながら部屋を見回す。ゴムボートは穴が空いて水が抜けてしまってる。
これはもう使えないな。
荷物はそのまか。
「ルシル~」
隣の部屋をのぞく。いない。
まっまさか!
俺は風呂場の扉をそっと開ける。
そこには薄汚れたお嬢様ワンピースが…
寝起きイベントは無かったけどシャワーイベントはあるのか!
っしゃあ!いや、普通に入ったらただの変質者だ。偶然。偶然を装わなければ!
「あっお前はいってたのかー」
完璧だ!
バスルームの扉を開ける。
「ゴリラ女なら出ていったぞ。」
振り向くとロボが座っていた。
はぁ?バスルームの中には誰もいない。
使った形跡はある。一足違いだったか。
「いや、そうではなく、私たちのもとを離れたのだ。」
「なんで?!」
俺は四つん這いになってロボに視線をあわせる。
「「もうつきあいきれません。私は別行動をとらせてもらいます。」とのことだ。」
声マネうまいなお前。
「こんなときにあいつは…」
俺はリビングから自分のバッグを持ってくると
ロボを頭に乗せる。
「ユウマ、どうするのだ?」
「もちろん追いかける!」
「そう言うと思ったよ。」
俺達はルシルとコハルちゃんを追いかけるべく
部屋を後にした。
天井にカーペットアイボリーの壁紙。
上等なマンション様で…
ひどい有様だけど穴だらけだし。
切りきずだらけだし。
血だらけだし。
もう凄惨このうえないな。死体が無いのが救いだけど。さて、気をつけて進まなきゃな。
部屋は6部屋か…こんな広い敷地に6部屋とかセレブだな。
さて、どうやって上を目指すか?
階段はぁ?
廊下の端から端まで歩く。
あれ?ない?そんなことある?
エレベーターは二機。
ボタンを押して見るがやっぱり動かない。
電機はダメなんだな。
開くかな?無理矢理力ずくでこじ開けてみる。
少し空くけど…
「ユウマ、その棒を使ってみればどうだ?」
あっこれか。ゴルフ倶楽部を突っ込んでこじる。
ガコン、何かロックが外れた感じがして扉が開いた。上は見えない。
下を見たら穴が空いていた。
マジかよ。箱がぶち抜けて穴が開いたようだ。
これはダメだな。
落ちて死ぬイメージしかわかない。
隣のエレベーターも開けてみると今度はすぐ下に箱がいた。
でも隣のシャフトの惨状を見たら穴が空いてないからといって使えるわけではない。
これ上にも向かえないじゃないか。
「ユウマ、階段を見つけたぞ。」
ロボさんナイス!
ロボが階段と言った場所は壁だった。
「壁だぞ普通に」
「そこに丸いノブがある。」
あぁ分かりにくく作ってあるのか。
手が届かないからゴルフクラブを引っかけてドアをひいた。
廊下のタッパが高いからドアの位置も高い。
開けにくいな。
なんとか開き 中に入る。
中は業者用のエレベーターと階段室への扉があった。
こうゆう作りになってるのか。
階段室の扉を開ける。
「うおっ…これは」
隙間から上を覗いて見るが、全然先が見えない。
高いなまぁ登るだけの一本道だなんとかなるだろ。
俺はロボを頭に乗せる。
「さあ、行くぞ!」
俺達は上を目指し始めた。
知る限りのタワーマンションの作りをなんとか
思いだし思いだし書いてます。




