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奈落の空  作者: ぴこ
月と猫編
39/179

39話 ルート設定は計画的に。

新章です。

船出してはみたものの

大きなミスに気づいた。

舟デカく作りすぎちゃった♪てへっ♪

マズ、重い。

沈むとかはないけど。

ベニヤで扇いでるんだがあんまり進まない。

もっとビュンビュンスピード出したいんだけど。

よい推進システムはないものか?


そして問題点2 狭い道にはいれない。

ネズミに襲われた商店街さえも入れなかった。


通りの間口はよゆうなんだが

街頭やら電信柱やらがじゃまで接触してしまうのだ。

まぁ広さだけの問題じゃなく前より

浮遊面の高さが下がったのもある。

浮き輪のときより5メートル以上下がったのだ。


ん~やっぱ小回り重視した方がよかったかな?


でも資材は必要だしなぁ

地図を広げる。

ルシルが教えてくれた病院の位置はさほど遠くない。

ただ大通だけ使うとなるとまた問題がある。


「この森だな。」


頭の上に乗ったトイプーが前足で地図を指した。


「これなぁ…」


狭い道を回避しまくってたら、ドンドン離れてしまった。

マズちゃんとルート設定するべきだった。


今いる地点と病院の間にはそこそこの山がある。


あまり遠回りにならない病院へのルートは二つ。


少し大きめの新道でが森を切り開き、山の麓をかすめるルート。

もう1つはもとのホームセンターのあった道まで戻って先の学校前から延びてる国道から行くルート。

「これ以上迂回するのはなぁ。」

機動力が無いので極力最短を進みたい。

だが森と山はなぁ…

もう何が出てもおかしくない。

前はたまたま助かった。


「私のおかげだな。」

そうなのだ。そして今度はロボに頼れない。


「まさかこの犬と貴方があの獣人の正体だったとは…」

ルシルが長いパイプで天井を押して船を動かしている。

漕いでもだめなら押してみなってわけ。

これは意外に良い操船方法だった。


「仕方ないだろエネルギーがスカスカらしいんだから。」

そうなのだ。ロボが今トイプーな理由はガス欠と省エネなんだそうだ。

「しかたないだろう。燃費が悪いのだ変身は。」


「ご飯食べてもダメなの?」

コハルちゃんが双眼鏡の見張りを止めてこちらを見た。

ロボがテシテシ俺の頭を叩いている。

なぜ俺を叩く。


「私は遠回りでもかまわないと思いますが。」

「いやコハルちゃんのご両親の安否を考えたら

ナルハヤがいいだろ。」


ルシルが微妙な顔でコハルちゃんを見る。

そうだよなお前も心配だよなコハルちゃんの両親のこと。

「もう1つルートが無いでもないな。」

俺の頭からロボが飛び降り地図を指した。


「山越だ。」

はっ?

「わかってるのかロボ?この舟はこの高さより下がれないんだぞ?」

ルシルも疲れたのか一旦漕ぐのを止めて会話に加わった。

「あるにはあるな。」


?山の高さは海抜100メーターくらいある。

今のこの舟はたぶん25くらい。

ざっと見積もっても80メーターは空に降りなくてはならないが…もうそれ落ちてない?


「だから落ちるのですよ。」

「はぁ?」

「重りを増やすってこと?お姉ちゃん?ロボちゃん。」

あっ!なるほど!

でもコハルちゃんにもわかることが俺にはわからんとは…

「ちゃんはつけなくていい。ロボと呼んでくれ。」

「わかったロボちゃん♪」


やっぱこの二人仲悪い?

「で、重りってどれくらい?」

「少しずつ同じ重さを増やしてなんキロで何メートル沈むか測って慎重にやれば…」

ルシルが答えた。

確かにそれなら山越えも出来るだろうけど…


「そうね。そこまで時間とリスクを割くなら迂回路で行く方が確実ね。」


「あっ!」

コハルちゃんが地図によってきた。

コハルちゃん…その角度はTシャツと首の間のゾーンがね…ゲシっ!ルシルさんに蹴られました。

はい、僕が全面的に悪いですね。


「どうしたのコハルちゃん。」

「私そんなに遠くない迂回路見つけちゃったかも。」

「マジで?」

「マジです!」

やばい結婚したい。

後ろにいるルシルが恐い。

何事もないように装う。ルシルもあえてチャチャをいれないでコハルちゃんの話を聞く。

「どこ?」


「ふふーん。」

コハルちゃんは地図上の今いる位置に指を置く。

「ここからこう来てー」

ツツーと滑らせた。

「こう!」


俺たちは一様に目を見開いた。

その手があったか。

「流石コハルさん。」

「なかなかやるな猫娘。」


ロボさんなんかそれコハルちゃんのNGワードっぽいからやめようね。

俺の天使が黒いオーラ出してるからねぇ~

見てない。何も見てない。


さて、行動方針は決まった。


今度は川登りだ!





ボート小さい方がよかったかなと

俺まで悩ませてくれる環境設定

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