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第1話 覚醒

プロローグから読むの推奨です!


短いプロローグです!

「…ぁ?」キャンプテントの固い床を感じながら僕は目を覚ます。


この感じ、とても好きだ。冒険って感じで。

小さい頃僕は毎日だだっ広い寝室の真ん中にある柔らかいベッドで寝起きしてた。僕の家はお金持ちなんだ。

でも僕は旅人になりたかった。


もし起きた場所実家なら僕はもっと寝たいと思いながら頑張って体を起こしてたろう。

でも今は朝から体がやる気に溢れている。

テントからは大きな遺跡が見える。


待ちきれなくて急いでテントを畳む。

「今日は最高の日になるぞ」ガサガサ…急いでテントをたたむ。


後ろからパカラ、と馬の足音が聞こえる。

「おい」

男の声だ。

テントたたみに夢中で気づかなかったぞ。こんなとこに人なんて珍しいな。旅人か?

僕が振り向くと、そこには赤と青の布で作られた立派な格好をした大柄な男が馬に乗っている。

そしてとっても強そうだ。普通の旅人には見えない。

「えっと、あなたは?」

「私の名前はクロム。カラド王国の兵士隊長だ。遺跡調査に私の兵士と国の専門家達を連れてきた。」

聞いてないこともスラスラ答えるぞ。そんなに悪いやつじゃ無さそう。そして、兵士隊長か。道理で強そうな訳だ。でも、兵士達なんて居ないぞ?

「あの、兵士さん達はどこに…?」

「あんたが焚いたであろう焚き火の煙を見てな。私の愛馬…可愛いだろう?クルルを爆走させたのだ。遺跡荒らしかもしれないからな。」

クロムは僕の焚いた焚き火の跡を見やる。

夜に遠くの煙見えるって。この人、目がいいのかな。

てか、兵士達置いてったのかよ。

クルルは茶色のスラリとした馬だ。赤と青のクロムの服がお揃いで確かに可愛い。

「あんた、何者なんだ?」

「あ、えーと、僕は旅人です。マグ・リオンキューブです。」

「…リオンキューブ…どこかで…」

「僕は、ダグ・リオンキューブの会社、リオンキューブカンパニーの御曹司です…元。」

「なんと!あのリオンキューブの…御曹司!なんで貴方がここに……っ、いや!そんな訳ないだろう!嘘かもしれないではないか!!」

いや、あんたが聞いたんだろ。

証明するものがないとなると、困ったな。…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


→クロム・フロンド

(危なかった…)

危うく、目の前の男を無条件に信じそうになっていたぞ。

俺の悪いクセだ。

俺は目の前の男を見つめる。長身の黒髪。目はよく見たら淡い金色。服は…シンプルな…よく見たら上質な服を着ている。普通の見た目に騙されそうだった。

…兵士の鉄則。相手が自分と同族だからといって、その言葉を信じないこと。

何度騙されてきたか。


パカラッ!パカラッ!パカラッ!

「隊長!」遠くから声が聞こえる。

「遅いぞ!」

「あっ!すいませんっ!」先頭の兵士…テオが敬礼する。

「隊長が急に走り出すのが悪いんじゃないですかぁ!」横の馬に乗ってるのは若くも才能がある女兵士…マーナだ。

彼らの後ろには数人の兵士達と、件の歴史家。


マグ・リオンキューブと名乗った男は、はわわ…と情けない声を上げている。…まぁ、ただの旅人なんだろう。

「おい。あんた。ランクは?」

「えっ…らんく?」

…ランクを知らない?

「えっ、旅人ランクだよ。これを基準に相手をどれだけ信用するか、決めるんだ。」

この世界の旅人なら常識だ。

「…あんたが何者であろうと、ランクすらもって居ないならここから先に入れることは出来ん。」

「ええっ!そんなばかなっ!はるばるここまできたのに!?」

「仕方の無い措置だ。」

「そんなぁ……。ん」

マグが遺跡に目をスライドさせる。

「…クロムさん…何か来ますよ。遺跡から。」

「…。そんな古典的な嘘に…」

ガシャン、ガシャン。

びぃぃぃん、と。

赤い光が遺跡の中の闇で光る。



ステータス

名前:クロム・フロンド

職業:特攻隊長

レベル:55

体力:20575

力:1077

魔力:780

防御力:2777

俊敏性:88

スキル:?


次回をお楽しみに!

早速戦闘の予感


クロムのスキルはすぐにわかります

2話からギア上げてきます

コメントもよろしければお願いします!評論とか頂いたら嬉しいし、今後の展開も修正が入るかもしれません!

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