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はじまり
俺の仕事が始まって1週間がたち、さすがに子どもたちも1年間すでに学校に通っているだけあって多くのことはできるようになっている。
だが、そうとは言っても小学二年生であることに変わりはなく、例えば土日を開けた子供たちは、家で甘やかされ、楽しい生活を送っているわけなので急なスイッチの変更ができない様子も見受けられる。
それが今日。
今日は朝から遅刻が数人、授業中にふざけたり喧嘩したりが数件と最高記録を樹立し始めた。
注意こそするもののやはり喧嘩というのはいいものだと思う。
それは、喧嘩であれば「いじめ」だとか言って問題にはならないからだ。
そんなことを思いながら注意していると児童の片方がこんなことを言う。
「○○君がいじめるんだ、僕は悪くない。」
それに対し、俺はいじめは集団的なものであったり、その他悪質なものであることを簡単に説明した。
結局この児童、出席番号14番の宮内(男)はこの日のうちに相手に謝ろうとも、謝罪を受け入れることもなかった。
明日になれば、また仲よく遊んでいるんだろうなと思い、今日は解散という形をとってしまった。
ちゃんとこの日の内に仲直りさせておけばどれほど良かっただろうか。
その日の夕方、職員室に一本の電話が鳴り響いた。




