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物語の塔  作者: ck
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8/11

【キャラクター】声優、ツムギ

声優/罪:物語の浸食

「あの子の声を出すたびに、私は消えていった。」


キャラクターに魂を吹き込む天才若手声優。


彼女の演技は、時に脚本を超え、原作者の想定すら塗り替えた。


「あの子なら、こう言うはず」


「あの子は、こんな結末を望んでいない」


誰よりも役を愛した。


だからこそが故に、その思いは暴走し、物語の境界を越えてしまった。


演じることは、誰かになること。


では、演じ続けた先に残る“自分”とは何なのか。


塔は彼女に、声を失った物語を渡す。

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