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The Pale Witch | 蒼白の魔女「第二章連載中」  作者: Roi
第2章

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第29話:納品 / Delivery

 引き渡しの場所は、低い丘に囲まれた広々とした谷だった。


 朝の光がすでに薄霧を完全に払い、それでも早朝の涼しさがわずかに残っていた。私たちは驢馬を引き、荷車の車輪が最後の砂利道を低く規則正しい音を立てて進んだ。最後の尾根を回った瞬間、遠くから人の気配が感じられた——低い会話、布の擦れる音、金属が軽く触れ合う細かな音が、風に乗って途切れ途切れに届く。

 私たちはさらに近づいた。


 それらの音が突然、すべて止まった。


 谷間が一瞬で静まり返った。


 木陰や岩の陰、乾いた草むらの中から、人影が次々と現れた。少なくとも十二、三人はいる。ほとんどが動きやすい暗い色の服装で、フードをかぶっている者もいれば、暗い布で下半顔を隠している者もいた。腰や腿の側、背中には武器の輪郭——短剣、手斧、弦を張っていない短弓さえも見て取れた。配置は散らばりつつも息が合っており、緩やかだが意図的な包囲を形成していた。視線は素早く私たちと荷車に止まり、その後慎重に周囲の尾根と退路を掃った。


 誰も口を開かなかった。


 灰布で下半顔を隠した、比較的背の高い男が、ただ手を上げただけだった。


 私たちは指定された空き地に荷車を停めた。驢馬が不安そうに首を傾げた。


 同じく下半顔を隠した二人の男が前に出てきた。力は加えず、ただついて来るように合図しただけだった。彼らは私たちを約二十歩離れた、腰ほどの高さの岩の傍らまで連れて行き、肩を軽く押して、荷車の方に背を向けさせた。


「振り返るな」一人が言った。


 私たちは言われたとおりにした。


 背後からすぐに、細かく専門的な作業の音が聞こえてきた。


 まず縄を何度も調べる摩擦音、指の関節で箱の壁を軽く叩く鈍い音。続いて短刀が太い麻縄を切る軽くて脆い音——一層、二層、三層。麻袋が開かれるときの重い布の音。その後、よりはっきりした金属のぶつかり合う音。重い物が取り出され、数えられ、別の容器に入れ直される音が、明らかな重みと硬さを伴って響く。一つ、二つ、と厚手の布袋や鍵付きの木箱に落ちていく。誰かが低い声で数を数え、数字は短くはっきりしている。誰かが素早く縛り直し、縄を引き締める音が途切れない。誰かが行き来し、砂利の上を短く慎重な足音を立てる。


 日差しは灼熱だった。額から汗が伝い、銀白色の長い髪が熱を帯びて感じられた。剣の柄を握る掌は汗で濡れていた。私たちは聞くことしかできず、見ることはできなかった。


 それらの音は長い間続いた。


 やがて金属のぶつかり合う音が次第に減り、数える声が止まり、縛る音も疎らになった。残ったのは最後の数回の重い足音と、荷車が動かされるときの車輪が砂利を轢く低い音、そして驢馬の蹄が地面を踏む鈍い音だけだった。それらの音が一つずつ遠ざかり、最終的に谷のさらに奥で消えた。


 背後が再び静まった。


 アンナさんはそこで初めて口を開いた。声は大きくはないが、はっきりと落ち着いていた。


「終わったか」


 私たちを見張っていた男が、単刀直入に答えた。


「終わった」


 任務は完了した。


 私たちはようやく振り返った。


 何もなかった。


 報酬も、羊皮紙も、余計な確認の言葉もなかった。荷車も驢馬も貨物もすべて持ち去られ、私たち二人は手ぶらだった。谷間に残っているのは、草の先端を撫でる風の音と、切断された縄と空の箱の残骸だけだった。

 アンナさんはそれ以上何も言わなかった。私も言わなかった。


 あの一団はすでに去っていた。彼女は軽く足を動かし、東の山道の方へ向きを変えた。私も後に続いた。


 山道は急峻で石が多く、まともに道らしい道はほとんどなかった。私たちはゆっくりと慎重に歩き、足元の砂利が時折滑った。日差しは容赦なく、岩を熱く灼きつけていた。汗が背中と襟元を湿らせ、銀白色の長い髪が山風に後方へなびいた。勾配はますますきつくなり、呼吸が次第に荒くなった。


 その道に丸一日を費やした。


 最後の夕陽の筋が尾根に沈み、空が深い青に変わったとき、ようやく比較的平坦な岩の下で足を止めた。夜風は冷たく、汗で湿った服を吹き抜けて寒気を運んできた。


 アンナさんは先に近くの小川へ水を汲みに行った。私は薄暮の中で簡単な罠を仕掛けた。ほどなく微かなもがく音が聞こえた——肥えた野兎だった。私たちはこれまで数え切れない夜と同じように役割を分けた。彼女が獲物を処理し、私が火を起こす。炎が上がると、脂の滴るジュウジュウという音が静かな山の夜に特にはっきりと響いた。肉を焼く香りがゆっくりと広がった。


 食事の後、アンナさんは岩に寄りかかり、木剣を膝に横たえ、目を閉じた。炎の光が彼女の平凡な横顔に揺れていた。私は彼女が渡してくれた本物の剣を握り、遠くで時折聞こえる夜鳥の声と、岩の隙間を吹き抜ける風の低い唸りを聞きながら、月が高く昇るまでそこにいた。


 翌日。


 烈日が頭上にあった。


 私たちはようやく、ニクスと初めて会った郊外の平原に戻った。日差しは目を開けていられないほど強烈で、草原全体を白く晒していた。空気には乾いた草と熱い土の匂いが満ちていた。かつて身を隠したあの大きな木はまだそこにあったが、影は惨めなほど短かった。


 約束の場所には誰もいなかった。


 風が平原を吹き抜け、細かい砂塵を舞い上げ、顔に当たって少し痛かった。


 私たちは手ぶらでそこに立っていた。


 何もない地平線をじっと見つめていると、ふと確信が揺らいだ――


 ニックスは、本当に現れるのだろうか?



(第29話 終)



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