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The Pale Witch | 蒼白の魔女「第二章連載中」  作者: Roi
第2章

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第28話:争いを避けられるなら、先に争いを始めないで

 東の空には、すでにはっきりとした青白さが広がり始めていた。最後の薄霧はまだ完全に消え去っておらず、湿気が肌にまとわりつき、ほのかな涼しさを感じさせた。


 検問所の前には、3台のトラックが停まっていた。一番手は、農家が野菜を満載した木製の荷車だ。荷台の上の葉にはまだ露が残っている。真ん中は干し草を山積みにした二輪車であり、時折、風で草の茎が落ちてくる。私たちは最後尾に並んでいた。兵士たちは前の二台の車に対してだけ、「どこへ行くのか」「何を積んでいるのか」と小声で尋ねると、手を振って通過を許可した。油ランプの炎は、次第に明るくなる空の下でやや青白く見え、芯から立ち上る黒煙は、土や干し草、冷めた灯油の匂いと混ざり合い、ゆっくりと漂っていた。


 私たちの番になると、小隊長らしき兵士が手を上げた。


「止まれ」


 トラックはゆっくりと止まった。ロバは不安そうに首を傾げ、砕石を踏む蹄の微かな音がはっきりと聞こえた。手のひらに微かな汗を感じ、剣の柄を握りしめた指は知らず知らずのうちに力が入り、指の関節が白くなっていた。検問所の木柵の隙間から朝風が吹き込み、金属と革の匂いを運んできた。


 小隊長が悠然と近づいてきた。彼の視線はまずロバと荷馬車を一瞥し、次に私たちの顔へと移った。明らかに、私の銀白色の長い髪に一瞬留まった――その色は朝日の光の中であまりにも際立っており、まるで突然抜き出された刃のようだった。その後、視線はアンナ嬢へと移った。


「こんな早い時間に、二人の女性が荷物を運んでいるのか? どこから来て、どこへ行くのか、何を運んでいるのか?」


 彼の声は荒くはないが、すでに正式な尋問の雰囲気を帯びていた。前の二台の車には、これほど詳しく尋ねてはいなかった。


 私が口を開こうとしたその瞬間、アンナが先に答えた。彼女の声は落ち着いており、寝起き特有の少しかすれた響きはあったものの、意外なほど自然で、まるで本当に小遣いを稼ぐためにアルバイトに来た地方出身の女性労働者のようだった。


「私たちはリバーバレーの町で臨時雇いされたんです。本来担当する男性運転手が昨日突然熱を出して、ベッドから起き上がれなくなってしまったんです。鍛冶屋が今日、この工具の材料を必要としていたため、店主が少し高めの賃金を提示して、私たち二人の女性にこの仕事を頼んだんです。」彼女は少し首を傾げ、その口調にはわずかな戸惑いと疲れがにじんでいた。「この辺りの道もあまり詳しくないんです。まだ夜も明けぬうちに出発しました。遅刻したら給料が引かれるんじゃないかと心配だったからです。」


 言い終えると、彼女は軽く微笑んだ。


 その笑みはごく普通で、美しいとさえ言えないのに、なぜか「ただ数枚の銅貨を稼ぐために早起きした女」にしか見えなかった。小隊長の表情がわずかに緩み、肩の線も少しだけ力が抜けた。


「身分証明書をご提示ください」


「店主が持っていたものです」アンナはためらうことなく答え、口調を半音ほど柔らかくし、その瞳にはほどよい率直さが宿っていた。「私たちはただ、この急ぎの荷物を一時的に預かっただけで、届け終わったらそのまま鍛冶屋へ報酬を受け取りに行くつもりでした。もし本当に確認が必要なら、箱を店の中に運び込んでゆっくり開けても構いません。ただ……」彼女は少し間を置き、その瞳にはわずかな困惑と、少しの慎重さが浮かんでいた。「この結び目がきつすぎて、私たち二人の女性だけでは途中で解くことも、結び直すこともできません。もしそのせいで時間がかかり、仕事が遅れてしまった場合、遅れた分の責任は私たちが負わなければならないかもしれません。」


 そう言いながら、彼女はほんの少し横へ体をずらし、荷台のほんの一部が見えるようにしたが、実際にはロープには手を伸ばさなかった。彼女の態度は従順に見えたが、その言い分には何の矛盾もなかった――見知らぬよそ者の女性である理由を説明しつつ、「徹底的な捜索」に伴う手間や結果を、さりげなく相手に押し付けていたのだ。朝日がちょうど彼女の顔に降り注ぎ、その平凡な顔立ちを幾分柔らかく見せていた。


 小隊長は眉をひそめ、視線を再び麻袋で何重にも包まれた箱へと向けた。若い兵士が手を伸ばそうとしたが、彼は手を挙げてそれを制した。


 朝風が、アンナの茶色の長い髪をそっと揺らした。彼女はそれ以上何も言わず、ただ静かにそこに立っていた。その表情には慌てふためく様子も、頑なさもなく、「本当にただお金を稼ぎに来ただけ」という、疲れ切ったが従順な表情だけが浮かんでいた。空気はほんの数息の間に凍りついたかのようで、聞こえるのはロバが時折尻尾を振る音と、遠くで空が徐々に明るくなっていく気配だけだった。


 そんな対峙が、さらに数息続いた。


 小隊長は最後に舌打ちをし、手を振った。


「まあいい、行こう。次は通行証をちゃんと用意しておけよ。」


「はい、ありがとうございます!」アンナはすぐにうなずき、その口調にはほどよい安堵感がにじみ、かすかな微笑みが浮かんだ。その笑顔には、微塵の得意げな様子もなく、ただ重荷を下ろした後の、ごく普通の安堵感だけが漂っていた。


 私たちは立ち止まらなかった。馬車は再び動き出し、ゆっくりと柵をくぐった。車輪が木板と砕石の継ぎ目を軋ませ、低い音を立てた。兵士たちの視線は数秒間、私たちの背中に留まっていた。特に、朝日に照らされてひときわ目立つ私の銀白の髪に注がれていたが、すぐに次に近づいてきた農夫に引き寄せられていった。


 検問所の明かりや人声が完全に背後に消え、道が再び開けたとき、ようやく私のこわばっていた肩が少し緩んだ。朝の風が私の頬を優しく撫でた。


 馬車の横を歩いていたアンナ夫人が、突然口を開いた。彼女の声は大きくはなかったが、はっきりと私の耳に届いた。


「手を出さずに済むなら、先に手を出すな」


 私は顔を向けた。


 朝の光がすでに東の空を淡い金色に染めていた。彼女の横顔は光の中で相変わらず平凡だったが、その瞬間、静かに頼もしく感じられた。


 彼女が手渡してくれた剣をしっかりと握りしめ、私は軽くうなずいた。


「うん、わかった」



(第28話 終)



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