第27話:貨物 / Cargo
夜は深かった。
月がほぼ最高点に達していた。銀白色の冷たい光がオークフォード町の外の丘陵とまばらな林に広がり、木々の影を長く黒く延ばしていた。ニクスから渡された簡略な地図に従い、本道を迂回して、廃屋となった農家の裏手に到着した。空気には土と乾いた草、遠くの川の湿った匂いが混じり、夜虫の鳴き声が断続的に聞こえていた。
アンナさんは古い木に寄りかかり、腕を組んで、静かに私を見ていた。
「セレナ」と、彼女が口を開いた。声は小さかったが、夜の闇の中にくっきりと響き渡った。「本当にこの依頼を引き受けるつもり? あの、旅商人だと名乗る妖精……なんだか妙な感じがするわ。」
私はすぐに答えなかった。月明かりの下で、彼女の表情はいつものように平凡で、むしろ少し怠惰にさえ見えたが、目の中の観察の色は本物だった。
「アンナさんのご心配はよくわかります」と私は小声で言った。銀白色の長い髪が夜風にそよいでいた。「正体不明の怪しげな妖精の商人など、確かに信用するのは難しいでしょう。それに、私たちが運んでいる貨物が、果たして危険な密輸品なのかどうか、私たちにも見当がつきませんから。」
少し間を置き、バックパックの紐を握りしめた。
「でも今は、身分を手に入れることが最優先です。あの男は、簡単に約束を破るような人には見えません。それに、それなりの能力がなければ、偽造身分証をあっさり引き受けるはずもない」
アンナさんは静かに聞き終え、ただ小さく頷いた。
「そう」感情がほとんど感じられないほど平静な声だった。「わかったわ。あなたの決定を尊重する」
彼女は木から身を起こし、それ以上何も言わなかった。その平静さの中には、私への信頼と、口に出さなかった警戒の両方があった。
その時、彼女は突然、腰に差していた剣を抜いた。刃が月明かりの下で極めて淡く、ほとんど一瞬だけ冷たい光を反射し、彼女は柄を私に差し出した。
「万が一のために」淡々とした口調だった。「とりあえず、これを使いなさい」
私は一瞬ためらってから、その本物の剣を受け取った。木剣より明らかに重いが、手に馴染む感触は意外なほどよかった。アンナさんは自然に私の腰から自作の木剣を取り、手のひらで軽く重さを確かめるように振り、低い声で言った。
「準備を整える」
月はさらに西へ移っていった。
最高点から明らかに離れ、光がより斜めに、より冷たくなった頃、遠くから微かだがはっきりした音が聞こえてきた——木の車輪が砂利と硬い土を轢く低い音、時折混じる驢馬の蹄の鈍い音、そして縄と革が擦れる小さな音。急いでおらず、明らかに速度を制御していた。
「来た」アンナさんが低く言った。
暗い厚手の布で厳重に覆われた小型の荷車が、毛色のくすんだ驢馬に引かれ、木々の影の最も深いところからゆっくりと現れた。車の横を二人の男が歩いていた。
二人とも厚手の暗い布で全身を隙間なく包み、ほとんど目だけを露出していた。指先まで手袋で覆われ、肌の色も髪の色も特徴も一切わからない。体格と身長は成人男性のもので、歩みは安定していたが、余計な動きは一切なかった。月明かりの下、二人の目はまず私たちに止まり、その後ゆっくりと慎重に周囲の木陰と退路を掃き、最後に再び私たちの顔に固定された。
荷車は私たちから約十歩の距離で止まった。
車輪の最後の一回転が静まった後、林全体が短い完全な沈黙に沈んだ。
誰も先に口を開かなかった。
風が葉を通り、細かいさらさらという音を立てた。驢馬が極めて小さな鼻息を一つ吐き、すぐにまた静まった。二人の覆面の男はただその場に立ち、瞬き一つせずに私たちを見ていた。その視線には敵意も善意もなく、ただ冷静で純粋な確認だけがあった——今夜来るべき相手が私たちかどうか、そして闇の中に第三の目がないかどうかを。
アンナさんは動かなかった。私も動かなかった。
対峙が数息続いた。
ようやく一人が手を上げた。動作はゆっくりだった。彼は何も言わず、ただ二本の指を伸ばし、体の前でごく短く数字を示した後、体を横にずらして荷車の側面を空けた。もう一人が同時に前に出て、暗い布の端を一角だけめくった。
荷台には長方形の箱がいくつか整然と積まれていた。どれも太い麻縄で何度も固く縛られ、さらに厚手の麻袋で何重にも覆われ、わずかな隙間すら見えない。結び目はきつく密で、開けるためのものではなく、途中で誰かが手を加えるのを防ぐためのものであることが明らかだった。
私は一歩前に出た。
月明かりの下、それらの箱の上に落ちる自分の影がはっきりと見えた。手を伸ばし、一番上の箱に指先を軽く押し当てた——重い。麻袋越しに金属特有の硬い鈍い響きが伝わり、内部に角ばった形状があることをぼんやりと感じ取れた。
二人の覆面の男の目は、ずっと私に固定されたままだった。急かすこともなく、読み取れる表情も一切なかった。空気中の緊張は、見えない糸のように彼らの視線から私たちへ、そして再び固く縛られた箱へと伸びていた。
誰もそれ以上何も言わなかった。
アンナさんが私に向かって小さく頷いた。
私たちは荷車の手綱を受け取った。
二人は全身が厚手の濃い色の布でしっかりと覆われており、目だけがかろうじて覗いている状態だった。指先まで手袋をはめており、肌の色や髪の色、その他の特徴は一切見当たらなかった。体格も身長も成人男性のもので、足取りは堅実だが、余計な動きは微塵もなかった。月明かりの下、二人の視線はまず私たちに注がれ、その後、周囲の木陰や退路をゆっくりと慎重に眺め回し、最後に再び私たちの顔に釘付けになった。
取引は完了した。
握手も、確認の言葉も、余計な一言もなかった。あったのは月明かりと箱、そしてすでに闇の中に消えた二対の目だけだった。
私たちは地図に示された道筋に従い、目的地へ向かって動き始めた。
夜はさらに進んでいった。
月は次第に西へ沈み、光は銀白からより冷たい青灰色へと変わった。私たちは沈黙したまま道を急いだ。荷車の車輪が不均一な路面をリズミカルに碾き、低く持続的な音を立てていた。地図によれば、この道は前方の検問所を通らねばならない。公式に設けられた関所だ。検問所を避けようとすれば東の山道を回ることになるが、あの道は急峻で石が多く、重い貨物を引く驢馬では到底通れない。
第二の道はなかった。
月がほぼ地平線近くまで沈み、東の空がごく淡い青白い色を帯び始めた頃、検問所の灯りが視界の端に現れた。
木製の柵に吊られた油灯がまだ点いており、所の前の路面を薄暗い黄色に照らしていた。帝国の制服を着た兵士たちが灯りの下を動き、武器の金属が時折光った。遠くでは、空の端がすでに訪れる夜明けの気配をほのかに帯び始めていた。
荷車の車輪が最後の砂利道を碾き、小さな軋み音を立てた。
私たちは検問所の外、約五十歩の地点で止まった。
灯り、兵士、柵、そして通らねばならない道が、すべてはっきりと眼前に広がっていた。
夜明けが近かった。
(第27話 終)




