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The Sealed Saviour ~シズカミとカイメツザのハイブリッド後継者、ただの平穏な日常を守るために全世界を相手に戦争を始める~  作者: The Sealed Saviour


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第七章:規格外の力に引き裂かれる赤子を救う唯一の道——『伝説のマスター』の究極の防壁と、未来を統べる新たな機関の設立

第七章へようこそ。


赤子のタカシから放たれた規格外の力の余波は、物理的な次元を超えてある「伝説の人物」を引き寄せていました。

ゼットプラスを遥かに超える力で自壊しつつあるタカシを救うため、ハヤトは伝説のマスターから恐るべき解決策を提示されます。


一方、世界中の指導者たちが集う大広間では、急速に覚醒し始めた能力者たちを統制するため、世界の歴史を変える新たな『巨大機関』と『学園』の設立が宣言されます。


世界が、そしてタカシの運命が急激に動き出す緊迫のチャプターをお楽しみください。

周囲の空気は、未だに暴力的な震えを続けていた。


ブゥゥゥンッ!


深く振動するような重圧が世界中に残り、目に見えない息苦しい重みとなって焦土を押し潰している。


それは単なる力などではなかった。

物理的な次元を超越した、古代の不自然な何かだったのだ。


その後に続いた沈黙は休息などではなく、重く冷たい不安定さであった。


現実そのものが一瞬だけひび割れ、存在の織物は未だに自身を縫い合わせようと必死にもがいていた。


「伝説のマスター……」


その称号が口に出された瞬間、ハヤト・シズカミのエメラルドの瞳が絶望的な激しさで見開かれた。


バッ!


一秒の無駄もなくハヤトは前へ突進し、伝説のマスターの腕を鉄の圧力で掴み取った。

「俺と一緒に来てくれ」


彼の声に躊躇はなく、ただ生々しく尖った緊急性だけがあった。


伝説のマスターは抵抗もせず、たった一つの質問も口にしなかった。


彼はすでにそれを感じ取っていたのだ。

あの赤子の力が放った衝撃波は、彼の古代の老練な魂さえも揺さぶっていた。


ズンッ!


彼らは宮殿の土台の奥深くにある隠し部屋へと入った。

そこは孤立し、古く、何層もの目に見えないシリツの障壁によって強化されている。


重い石の扉がバタンと閉ざされ、真空のような沈黙が彼らを丸ごと飲み込んだ。


ハヤトはゆっくりと一定の呼吸をし、胸の中の嵐を無理やり落ち着かせた。


「外は安全ではなかった」彼は囁いた。

その声は制御されていたが、隠された緊張で震えている。


彼は鋭く集中した視線を長老へと向けた。

「あんたも感じたはずだ……違うか?」


伝説のマスターは完全に静止したまま目を閉じ、シン・ノアの残響に耳を傾けていた。


ゆっくりと、彼が目を開く。

「あれほどのレベルの力……複数の宇宙を越えて感じられたに違いない」


ハヤトは答えず、握りしめた拳の関節が白く染まる。


伝説のマスターの声が、恐ろしい好奇心とともに深みを増した。

「誰だったのだ? 人類を復活させるために、自らを犠牲にしたのは?」


ハヤトは一歩近づき、壁そのものにさえかろうじて聞こえないほどの低さへ声を落とした。

「彼は死んでいない」


普段は湖のように静かな伝説のマスターの黄金の瞳と表情が、ついに生々しい衝撃へと砕け散った。

「何だと?」


「彼は生きている」ハヤトが断言する。

冷静さの隙間から、彼の内なる圧力が漏れ出していた。「俺の息子だ」


ダァァンッ!


伝説のマスターは暴力的に一歩後ずさった。

純粋な衝撃が、その年老いた顔に広がる。


「あり得ない! どうやって? なぜだ? そして、あのエネルギーの爆発をどう生き延びたというのだ!?」


ハヤトは不自然なほど冷静なままだった。

「俺が封印した。黒箱の静牢を使ってな」


沈黙が部屋を満たした。

重く、不快で、オゾンの匂いが濃く漂っている。


伝説のマスターはゆっくりと息を吐き、その禁忌の術を頭の中で処理した。


「その封印は……この世界でどれほど強固であろうと、せいぜい四年から五年しか持たない。それ以上は無理だ」

その言葉は、死刑宣告のように突き刺さった。


「永久的な解決策が必要だ」


ハヤトは伝説のマスターをそこに残して外へ出た。

数分後、ハヤトは広い腕の中に赤子のタカシを慎重に抱えて戻ってきた。


赤子は脆く見え、その小さな体はまるで超新星を抑え込もうともがいているかのように震えていた。


不安定なエネルギーの亀裂が、黄金の稲妻のように彼の皮膚の下で明滅している。


伝説のマスターは前へ進み出ると、子供の上に手をかざし、その顔を極度の集中の仮面へと変えた。


「キョウイ・テンポウ・シリツ!」


バチバチバチッ!


エネルギーが爆発的に動き出し、石の部屋が暴力的に震えた。


抑え込まれた嵐のように力がタカシの周りを螺旋状に回り、光り輝く複雑な幾何学模様の層を彼のオーラへと次々に織り込んでいく。


ドゴォォォンッ!


圧力が落ち着いた。

悲鳴を上げていた空気が静まり、安定する。


ハヤトは即座に前へ進み出て目を細めた。

「マスター……今のは何だ?」


伝説のマスターは手を下ろしたが、その視線は決して少年から離れなかった。


「彼が命の危機に陥った時、即座に私の元へとテレポートする。最後の安全装置だ」


彼は身を乗り出し、その声を重大な囁きへと落とした。


「彼を生かしたいのなら……彼の中に伝説の神霊、シンロウを封印しなければならない」


ハヤトのエメラルドの瞳が、恐怖に見開かれた。


「あれはエックスランクの力だぞ! トップクラスの戦士しか扱えない!」

彼は叫んだ。

「彼自身の体は、ゼットプラスを遥かに超える計測不可能な力で、すでに壊れかけているんだ!」


「愚かなことを言うな」

伝説のマスターが鋭く言い放つ。その口調は刃のように尖っていた。


「伝説の神霊であるシンロウの再生力を、お前は理解しているのか?」


「それが彼の体を安定させる。彼の内なる力を制御し、細胞レベルで継続的に彼を治癒するのだ」


彼の視線が硬直する。

「狼の力は彼を破壊しはしない。彼が山のように肉体を鍛え上げるその日まで、彼を維持してくれるのだ」


その決断の重みが、決定的で揺るぎないものとして空中に漂った。


「大森林の中心で、それを見つけることができるだろう」


伝説のマスターは背を向け、そのシルエットが影の中へと薄れていく。


「世界は変わろうとしている。あんたも責任を取るべきだ。俺はあんたに、あることを任せたい」

ハヤトがそう要請した。


伝説のマスターは振り返り、一度も後ろを見ることなく歩き去っていく。


「お前の頼みについて考えておこう。もし答えがなければ、拒絶したと思え。だが、必要とあらば……私は戻ってくる」


シュンッ!


彼は空中の彼方へと姿を消し、部屋を再び沈黙の中に取り残した。


大広間は巨大であり、その古代の石柱は歴史の静かな守護者のように天井へと伸びていた。


全世界の地図が長いテーブルの上に広げられている。

ここに現代の機器はなく、ただ知識と権威だけがあった。


あらゆる地から指導者たちが集まり、彼らの存在が息の詰まるような力の空間を作り出していた。


その中には、ハヤトとカズミ・カイメツザの姿もあった。


広間の中央では、カズキ・ミズシが巨大な巻物の前に立っている。


バサッ!


巻物が広げられ、カズキの声が戦太鼓のような響きとともに木霊した。


「最近のパワーレポートによると、個人の九十八パーセントがディーランクおよびシーランクに該当している」


「一・五パーセントがエーおよびエスランクに到達し……そして、東西南北の最高指導者や、私を含む一部の一族の長など、〇・五パーセントがトリプルエスランクに近づいている」


重い沈黙が続いた。力の上昇があまりにも速すぎたのだ。


カズキは別の巻物を持ち上げた。

「均衡を保つため、新たなシステムが確立された。未来を築くための二つの新機関、すなわちシリツ最高評議会とシリツ・ドミニオン大学だ」


「このシステムは独立して機能する。単一の国がこれを支配することはない」


彼は最大の衝撃を与えるために言葉を切った。

「そしてその権威は、いかなる最高指導者とも同等となる。最高議長がこれを率いることになる」


貴族たちの間に、微かな不安の波が走った。

目を細める者もいたが、誰も話を遮ることはない。均衡の必要性は否定できなかったのだ。


「このシステムは、怪物や未知の危険、不安定な力の事象に対処する。任務を割り当て、力を悪用する者を管理する」


彼の口調が、致死の領域へと落ち込む。


「そして、禁忌の古代技術を復活させようとするいかなる試みも、必要とあらば武力によって阻止される」


空気が結び目のように引き締まった。これこそが、権威の頂点であった。


バサッ!


「全土に評議会の支部が設立される。戦士たちは登録され、試験を受け、ランク付けされるのだ」

カズキの視線が部屋を見渡した。


「そして、他の者たちの上に立つ者が選ばれる」


「シリツ・ドミニオン大学は、次世代が戦闘、戦略、制御の訓練を受ける場所となる。未来のための完全なる土台だ」


「ディーランクからビーランクは土台となる。エーからトリプルエスランクが主力となる。より強くなった者は上昇するのだ」

彼は集まった指導者たちを見た。


「そして、頂点に達した者は、このシステムの中心に立つことができるだろう」


ズンッ……ズンッ……ズンッ……


一人、また一人と、指導者たちは厳粛な同意とともに頷いた。

システムは受け入れられ、土台は設定されたのだ。


数日以内に、誰がその核心に立つにふさわしいかを決めるための別の集会が開かれることになる。


世界は、正式に変化を遂げたのだ。

第七章をお読みいただき、ありがとうございました。


ゼットプラスの力で自らの体を破壊しつつあるタカシを救うため、エックスランクの「神狼シンロウ」を封印して細胞レベルでの再生力を持たせるという、危険な究極の解決策が示されました。


さらに、世界を監視・管理する「シリツ最高評議会」と、次世代を育成する「シリツ・ドミニオン大学」の設立が発表されました。

タカシが成長した時、この巨大なシステムとどう関わっていくのか……。


物語の「世界観」が一気に広がる重要なチャプターでした。これからの展開に期待していただける方は、ぜひ評価やブックマークをお願いいたします!

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