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私の執事の秘密のオシゴト。  作者: ruka
本編
85/135

83. オタクとは厄介な生き物です…の話。

微エロ注意。

このあたりから糖度上がっていくぜイェィ。

「やっぱり外国は違うところもあるの?」

「そうだな、確か…グランツィア国は側妃がいたはずだ。」

とヴィンセントもサンドイッチを食べながら答えてくれる。

トラビスのとこはそうなのか…とサンドイッチをもぐもぐしながら考える。


「……そういえばヴィニーも学園の制服を着ていたのよね…」

となんの脈絡もなく話し始めてしまったが

「…まあ、そうだが…?」

「いや、あれが目に入って…」

と私が示した先には王子服というのだろうか?装飾のついたジャケットが掛けてあるのだ。

「あぁ……あれはほとんど着ないが…」

「学園はウチ(侯爵家)の屋敷から通っていたの?」

「そうだな。通学の馬車で着替えていた。」

「へぇー…」とヴィンセントに視線を向ければ

「………着てみせようか?」

との言葉に私は目を輝かせ即座に「見たい!」と言った。

苦笑しながらも3つほどサンドイッチを食べ終えたヴィンセントはじゃあ着替えてくる、と隣の部屋に消えていく。

その間に私はお腹を満たす。果物が冷たくて甘くて美味しいな、どこの果実園のだろう?なんて考えながら食べていたら彼が戻ってきた。


「…どうかな?」

とヴィンセントの声にそちらの方を向けば私は持っていたコップを思わず落としそうになった。

─そうだったこの人はイケメンだったと思い知らされる。


紺色のブレザーに銀髪がすごく映えて、めちゃくちゃ格好いいのだ。

私はふるふると小刻みに震えながらコップをテーブルに置き、そっとヴィンセントを拝んだ。

「尊い……」

もうオタク心が丸出しで彼も困惑しているのだが気にしない。

アシュクロフが好み、と言うことはヴィンセントも好みに当てはまる。

そのうえ、実は声も好みで意識してしまうと叫びだしそうになってしまうから気をつけていたのだが

「えっと…似合っているか…?」

と尊い塊がしゃべっているのはもうダメだった。

私は顔を両手で覆い「ムリムリムリ死ぬ…」と悶える。

「大丈夫か?」とヴィンセントが心配したのか隣に座る気配がするも「格好良すぎて見れません。」と素直に吐露した。

「え。」

と驚く声がしたあと、くすりと小さく笑いが漏れ

「…じゃあこれは?」

と顔を覆っている両手をそっと外された。

ぎゅっと目を瞑っていたのだがちゃんと見て、と甘い声で言われれば見ざるをえない。


「〜〜〜っ!!」

私はここで死ぬのか?

否、死んだと思った。


─目の前には"制服姿のアシュクロフ"がいたのだから。


はっきり言って、逃げ出したかった。

動悸が大変なことになっていたからだ。

自分で顔が赤くなるのがわかる。…彼は少し複雑そうだったが。

だがヴィンセントは何を思ったのかいたずらっぽい表情を浮かべたあと

「…お嬢。」

と微笑みながらアシュクロフの時の抑揚で私を呼んだ。

その瞬間、私はカッと目を見開き

「むり…すき……」

と口から滑り出すのを止められなかった。


ガッと少々荒々しく唇を奪われる。

「自分で自分に負けるのはちょっと複雑だが、マリアの面白い面が見れたからまあいいか。」

とヴィンセントは何度も何度もキスをしてくる。

そのうち、色が(ほど)け銀髪と濃紺(ロイヤルブルー)に戻るがそれでも止めてくれない。

「まっ…ヴィ、ニー……んんッ…ちょ………」

まって、とキスをされながら口を開くと彼の舌が侵入してきた。

え、と閉じてしまっていた目を開けるとひどく熱の籠もった濃紺(ロイヤルブルー)の瞳が真っ直ぐ見つめてきている。

もう目を反らせなかった。そのまま私の中を確かめるように彼の舌が口内をなぞっていく。

満足げな顔で最後に深くキスをし、ヴィンセントが離れると私は放心状態で彼の胸に縋りついた。

痺れる頭でなんでこんなにキスが上手いんだと思ったが、いや違う…彼との、()()()()()()()()()()が気持ちが良すぎるのだと気付いた。


ソファに座っていてよかった。きっと今、立てない。

前世でもそれなりに経験があるが、ここまで気持ちいいことはなかった。

"マリア"の身体が感度がいいのかな、と考えてみるが余韻でだんだんと考えられなくなってくる。


「……大丈夫か?…ちょっと、攻めすぎたか…」

と頭を撫でてくれる。

「……わたし、生きてられるのかしら…」

彼と結婚すれば"これ以上のコト"が待っているのだ。今ですら心臓が大変なことになっているのに…

「…なぜそんなことを?」とヴィンセントが不思議そうな声をあげるが答えられない。

─『気持ち良すぎて死にそう』とか言えないでしょ。

…というか言ったら、ナニをされるかわかったものじゃない。

この王子サマはどうも()()()がある。


「…マリア?」「……内緒。」

…ギリギリまで引き延ばそう──。


制服を着替えさっきまでの服に戻ったヴィンセントがそうだこれ、と手紙を渡してきた。

差出人は、お父様とお母様?

「…ありがとう」と受け取って、封を切り中身を読むと

『今日明日のことは気にしないでいいからゆっくり過ごしなさい』

とお父様から。お母様は

『色々伝えられなくてごめんなさいね。』

といったことが書いてあった。


…いやだわ本当に外堀埋められてたのね、と心の中で独りごちる。

まあそりゃそうか…"王子様"が我が家で私の世話係りしてるんだもの。

知らないわけがない。


ヴィンセントはちょくちょく暴走します。

…お年頃ですから。


ツイ垢せんでん。→@ruka6172

…更新予定とかしかついってませんがよろしくお願いします(*・ω・)*_ _))

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