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プロローグ、水難注意報

第3章の導入部です。


どうぞ!


「アクア・シャッフル〜」


頭にクルクルとした小さなツノを生やした少女の手から、大量の水が押し寄せる。


「ヒノスケ!片っ端から蒸発させない!」


炎を纏ったネコは、口から、炎を勢いよく吐き出す。


しかし、それでは水を全て干上がらせるには足りず、


ヒイラギの部屋は水浸しになった。


「なんで、俺の部屋で戦い始めるんだよ……」

「まっ、そういう時もあるさ、元気出して、乾かそうぜ!ヒイラギ!」


ツノの生えた少女が、フヨフヨと宙に浮かびながら、ヒイラギのもとまでやってくる。


「ひいにー……マリー、やりすぎちゃった、ごめんなさい」


自身のことをマリーと呼ぶ少女は、しゅんとしながらヒイラギに謝る。


ヒイラギは、その様子を見て、小さくため息をつき、頭を撫でてあげた。


「大丈夫、ひいにーとそこのアホどもがすぐに乾かすからね」


そう言い終わる頃には、部屋の中から、マキナとチマリの姿は消えていた。


「……ッノヤロー!」


今日も、魔法の矢が学生寮の中を飛び交います。


遡ること、数日。


ヒイラギたちと、この少女の繰り広げた物語がありました。



第3章 水の少女編 スタート

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