表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/85

保存食

保存食。

2月1日。

燻製肉にすれば鰹節とか豚肉とかかなり保つ筈だ。

「干し飯とか味噌玉とか兵糧の開発に着手する・・・」

「戦闘糧食とか1年は保つ筈。乾パンとか5年は保つぞ」

味噌玉を鍋で煮込んで食べる兵だが古い食材が食事に出るのだ。

兎を狩れ。

繁殖力の強い動物なら多少仕留めても人間が増えるか環境が変わるか。

しなければ動物が絶滅することはない。

でもディムー帝国は小動物も肉食獣も手当たり次第仕留めていく。

あれでは大形動物は直ぐに枯渇してしまう。

困ったことだ。

「涼しい。雪が降るぞ。雪に紛れて街を奪回する」

でも食料調達班に人員を割くと突撃に必要な兵力確保できない。

「止めましょう。兵力を街奪回に注ぎ込めば食料が集められない」

みゆが特別資金調達部隊に50万石の兵糧確保を依頼した。

「狸獲ってきたぞ」

「お願いです。逃がしてくれたら人間懲らしめて得た食料3石を」

「水着諜報部隊に餌場を紹介しろ。そうしたら見逃してやる」

魔族将軍サンダーツに密告して一網打尽にしてもらおうじゃん。

狸が嘘を付いてるのは見た目からして分かるのだ。

「ガタリフにエンチョフ。狸が敵に内通するのは分かっている」

「はっ。一網打尽にしてみせましょう」

狸はみゆの監視のもと偽情報をサンダーツ軍に届けておいた。

熊肉を食うが軍人は好き嫌いなど言っていてもしょうがないのだ。

「450グラムまで削減する」

軍人が450グラムで戦えるか・・・。

凄惨なレニンなんたらの攻防戦でも500グラムくらいだったぞ。

「この鰊飯と交換して下さい。俺等鰊だけは獲れるんです。漁師だし」

「俺達米か野菜かパンが欲しいんですよ。農業は出来ないから」

屯田兵とか日本軍では採用していないのか?

「農業してみたらどうだね?冬用の食べ物分けろと言うのか?」

兵士達はここで村中の民衆を集めて鰊とパンとの交換を申し出た。

鰊は食えないが、パンなら食えるのだ。

「頼む。健太軍にはパンが少ししか残っていない。水着50万着で」

今なら食料の豊富な本州から買い取れば何とかなるか。

「鰊どれだけあるんだ?」

「50石。他方面で30万石分の鰊が市場に出回っている」

「魚肉ソーセージにして食ったら保存食になるのではないか?」

疑惑を招く行為だが最近食料やテントを買い込む人が増えている。

「美味い。パンにシチュー。久しぶりに美味い料理が食えたぜ・・・」

司令官クラスなら兎も角将校レベルでは贅沢な料理食えん。

補給が途絶えたら贅沢な料理は食えない。

斥候を派遣して出会った獣を撃ち殺すことは出来るがそれやったら。

補給を寸断されている前提である。

銃を使えば貴重な弾薬が底を突くだけだ。

「鰊は今年は豊漁だ。鶏を育てて香辛料と交換だ」

「ひなた司祭。パンか米の戦闘糧食くださいよ・・・」

健太は食料不足で補給を渋る本国に60万石の支援を要請した。

「俺は幼い頃からこの国が豊かだと信じていた」

何故かズル王が発言したが日本国王に政治的発言権はない。

「この不況下でどれほど多くの民が苦難してるか知ろうとしないで」

「贅沢も与えてくれるのも当然だと」

「そんなこと言ってるから民からズル王などと呼ばれるんだろうな」

一応みゆも援護はしておく。

「ズル王の素晴らしい才能に気付かぬ国民は余程のツンデレさんだね」

まあズル王の提供するパンでは足りないのだが食料は増えない。

「食料の備蓄は2年分しか無い。今年の春は絶対凶作だ」

「補給があればディムー帝国から国土を開放できる。それでも渋るか」

「補給は出せない。自力で何とかして欲しい」

まあ国が補給する気が無いならSC連合から輸入するだけだが。

「キノコ栽培セット買ってきました。雪が降ってきます・・・」

「川が凍るだと?南部50州でか?」

この好機に功を焦った部下が街の奪回に動き出しています。

「兵が5千命令に背き街の奪回を。止めますか?」

意外と上手く言ってるけど軍令違反だよね?

「やっちまったもんは仕方がない。攻撃だ。敵軍の兵糧を奪う」

背水の陣なんて項羽は兵糧焼き捨てていたが。

この食糧難の時代にそんな無謀なことが出来るか?

「諸君。我らは本国から見捨てられたらしい。街を奪う」

それで雪に紛れて街に雪崩込み降伏兵は縛った後民衆に引き渡され。

ひどい拷問を受けたが命は助かり全員サンダーツに引き渡された。

「食料が一欠片も残ってないだと?焦土作戦か」

我らは完全に見捨てられた訳でもなかったらしい。

「補給が来ました。エリカさんが=基本商人だし=自分の蓄えから」

「ひなた司祭にお礼の手紙を送っておけ」

見捨てられても兵20万もあればどうとでもなるのだ。

無人島物だって部下300名もいれば食わせるの大変だが。

獣狩ったり漁したり家建てたり農業したり牧畜したり。

でも無人島物って海から漂流するのだから船乗りの筈なのに。

自力で船作って脱出しようとする人は少ないよな。

「首都に戻って来い」とひなた司祭は命令するがディムー帝国は?

しかし国王の義兄が何故にこんな酷い嫌がらせ受けないと行けない?

「俺ひなた司祭を怒らせるようなことしたか?」

「いや。本当に兵糧足りないんだよ。国の備蓄は2年分」

寒冷化が長引けば10年は凶作が続くから550グラムまでなら。

「水耕栽培なら玉蜀黍も年10回は栽培できるし室内なら」

莫大な天ぷら油が必要だが天ぷら油で発電所が動く時代である。

水耕栽培を天ぷら油で保温して出来ないことはない筈だ。

「ディムー帝国の首都を奪回して港街に追い詰めた」

取り敢えず首都に戻り50万石の米を賜った。

兵糧くれる気があるなら最初からくれよと思うが諦めよう。

「健太軍が指揮官不在となれば兵糧も少ないし獣も狩り尽くされてた」

ディムー帝国は総力を上げて日本軍の輸送路を襲うに決まっている。

「でも海上輸送だから船持ってないと攻撃が出来ないよ」

船から戦闘機に詰め替えて空輸する日本軍であるのだ。

「お有難うごぜいますだ。健太の旦那。お金は支払いますだ」

「良い。お前らが労働して税金納めるから公務員は生きていけるんだ」

その民に奉仕するのは為政者の義務である。

王の贅沢を黙認するのは国治め民を救う見返りと解釈される。

「そうだぞ。俺ズル王。功績立てて10万石に加増目指そう」

「国王?国王が自ら出陣するとは良いんですか?」

「王も媚びれば討たれまいと言う奴だな。民衆を鼓舞する聖王」

器じゃないけど税金元手に金持ちになった王は民衆に媚びないと。

「手土産はあるのか?弟よ」

「譲っても良いがエリカ姉のポケマだから5万石で良いな」

ジャガイモ5万石。

カレールー5万食分。

今日はカレーを食えと言う事なのか?

「では王に代わりひなちゃんの有り難いお言葉である」

「エリカ妃と鈴鹿妃は港街に行き配下のレオタード隊と開放せよ」

「魔族将軍サンダーツまで倒せるかは保証しないけどね」

それでエリカと鈴鹿はお約束のレオタード隊を引き連れ現地に向った。

港街の逆襲の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ