聖地サミット2
聖地サミット2
2032年1月1日。
「カステラ食いたい。チョット店で買ってきてくれんか?」
ズル王が護衛の宮本に命じるとお賽銭用の札束持って神社に行く。
お正月で屋台とか寺や神社だし神様関係無視する訳にも行かない。
それにズル王でも王は王だ。
王の誇りにかけて庶民のように5円玉と言う訳にもいかん。
「100万円は多過ぎませんか?国民がブチ切れますよ・・・」
「良いんだよ。公務員が散財してこそ国の経済が回るんだ」
案の定1部の国民が激怒したがまあ私有財産だし文句言えんのだ。
「村興しに行くように部下には指示しておく」
夏と冬の社員旅行は聖地巡礼にするようにひなた上総理は命じた。
「え~。幾ら上総理の命令でもアニメに興味無いしなぁ」
まあ命令なら従うがどんなアニメなのか円盤買って研究しよう。
接待ゴルフのようなもんだと諦める部下だ。
「ゴルフに金かけるよりはアニメで出世狙う方が経済的だ」
「でも夫の小遣い5万円くらいだとゴルフクラブ貯金しないと」
買えないけどアニメのグッツなら数千円だし購入できる。
出世の為に飲み会にゴルフ接待はお茶くみ同様必須な趣味だ。
でも家族は酒の接待やゴルフに理解をしめしてくれない。
「大レモン帝国領と山の家市に日本軍と公務員を派遣する」
聖地80ヶ所に10万人の公務員と軍人を送り込む。
「鷹匠市に10万人の観光客だと?王族の視察みたいなもんか?」
「ノルマは1人1万円だ。これで10億は確保できる」
「これ自腹ですよね?電車賃だけで5万円はするんだが・・・」
「村が栄えれば交付金出す必要がなくなり国庫が助かる」
まあそれでも聖地に人は10時間掛けて訪れ、ノルマを果たす。
サミットW1の会員とT同盟も聖地で買い物。
アニメ其の物には興味がないらしく買うのは食べ物や雑貨だ。
どうせ義務ならギャンブルでルーレットの白か黒で勝負してみたい。
「ギャンブル好きな人は公務員に向いていないぜ」
「昼飯だ。吟遊詩人の唄にマジックショー見ながら飲み食いしようぜ」
元々ギフシティのお土産を買い、運送業者に配送させる。
「そのためのサミットW1だが砂漠大サソリをどうするべきか」
「観光名所に。ダムディ王とタイギャークから貰った貴重なサソリ」
取り敢えず自由行動の期間は3日だ。
「申し訳ありません。売り切れました。隣街ならまだ在庫があるかも」
辺鄙な村に観光客をそれとなく誘導するのだ。
「こんな辺鄙な村に何のようだ?そうか。ひなた司祭の入れ知恵か?」
でも観光客が来るのは有り難いけど4千人の村に1万人来ても困る。
「うちは宿屋は4軒しか無いんだ。200名くらいしか泊まれん」
聖地サミットに参加して帰ろうと思ったら電車が動かないので観光。
「仕方ない。かまくら作るぞ。道具は工具屋でまとめて買ってこい」
薪と当座の食料を食料品店から買っていくがジビエ肉である。
「ちょっと待ってくださればジビエ肉買ってきますよ」
ツキノワグマが縄張りにしてるから1頭殺れば2月は遊んで暮らせる。
「命掛けだけどよ。失敗すれば死ぬさ。俺達は猟師なんだ」
「村のために命を掛けるのは村民の義務だぁ・・・」
まあそう都合よく熊に遭遇しないから隣村で買うのだ。
「ジビエ肉です。村興しのサミットW1ですよね?定住予定は?」
全員とは言わん。
年7名でいいんだ。
年7名の移住者がいれば村の人口を維持できると偉い学者さんが。
テレビで言ってたので7名募集する。
「30名定住者を募集してみよう。募集した以上虐めるなよ・・・」
「村の掟に従うのが条件だぞ。かなりセクハラな掟もあるんだがな」
「子供を作れと言うことか?分かった。その条件で募集する」
条件を提示したらこの自治体連合1200市の村に30名名乗り出て。
村の為に老朽化した古民家を修復する仕事に就いた。
元々村興しがしたくてサミットW1に応募したので移住は構わない。
でも子供作るのが義務だと村の若者と結婚しろと言うことか?
まあ定住は決めたことだ。
ピーが下手とか性格悪いとか浪費家でなければ問題ない。
「良いよ。でも農作業の戦力にはならないけどそれでも良いの?」
「良いよ。零細農家はとっくに廃業した。各家5ヘクタールの農家だ」
貧乏する心配だけは無いと言うことだな。
聖地80ヶ所に移住した者が4500名で自治体連合で300人。
「少ない人口を囲い込めたら村は救われる」
「うちらの村に来てくれ。生活費月7万円と家を支給する」
「良いのか?」
「10年は定住するのが条件だぞ」
そこまでしないと新住民が集まらないのか・・・。
「生活費月10万円にしてくれるなら50名移住しても良いと」
「足元見やがって。村の職員にならないか?」
「良いのか?」
「10名までなら増員しても良いぞ。給料50万円で」
村は少子高齢化で悩んでおり、金で住民になってくれるなら有り難い。
「あのう。そう言う事なら俺等が居抜きで定食屋オープンしても」
「良いけどこんな辺鄙自治体連合の1村で定食屋やって客が来るのか」
「実は準備は整えてるんです。今からでも営業できますよ」
村の娘を2人従業員に雇ってる。
このC村に移住する=自治体連合で12000人=10人の移住者。
「自治体連合で飲み食いするのだ。ノルマ1人1万円」
これでサミットW1の浪費による自治体連合の収入が800億円。
公営のゲームセンターとか自前のデパート作らないと若者が逃げる。
兎に角娯楽に飢えてる村民は一度都会に住み着くと戻って来る人が。
都会に居着くと村に帰還しないので都会に移住するのを止める。
でもそれが「家業を継ぐのは長男の義務なのに逃げた」と言われたら。
昔の様に家長の言うことは絶対の時代ではないのである。
そう言う事言う毒親だから弟に押し付けて都会にでるんだろうな。
それで居抜きの店は村民だって分かっている。
贔屓にしてやらないと居抜き店の従業員の娘2人が路頭に迷う。
村にこの2人を養う仕事は役所しかないし村を逃げ出すかもだ。
それ故に居抜きの店は大繁盛してグッツも売れたのだ。
聖地サミット3の予定です。




