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11-24 【変形・合体完了】メガブースター自動ドッキング! 巡航形態から「人型戦闘形態(バトルモード)」へ

11-24 【変形・合体完了】メガブースター自動ドッキング! 巡航形態から「人型戦闘形態(バトルモード)」へ



遥からの合体要請の信号を受信すると、彼女の視界に組み込まれたバイザーが微かに明滅する。


「――了解。メガブースター、射出ポイントへ展開」


ラボの自動制御システムが稼働し、格納庫の奥から巨大な「メガブースター」が重低音を響かせながら勢いよく飛び立つ。


後方から轟音を上げて飛来したメガブースターは、空中で滑るように遥の背後へとピタリと回り込み、寸分違わぬ位置でピタリと静止した。


ズズッ、と重厚な作動音が響き渡り、メガブースターの先端から赤く鋭い誘導レーザーが照射されてアオサギの背中に吸い込まれていく。システム同士が互いをガッチリと捕捉し、程なくして遥の背中にメガブースターが重々しく、しかし確かな手応えをもってしっかりと装着された。


装着の完了と同時に、遥の視界を覆うバイザーの内部ディスプレイに、青白い文字のシステムメッセージが次々と高速でスクロール表示されていく。



External mechanism: Detected.


Establishing link.


Syncing power grid.


Running full-system scan.


Status: Nominal.


Booting core system.


Online.



(外部機構:検出――接続を確立中。電力網の同期を完了。全系統システムの徹底スキャンを実行中……ステータス:完全正常。メインコアシステム、起動完了――すべて稼働開始)


メガブースターとの物理的および電気的な接続は、エラー一つ出すことなく完璧に完了した。

重量を増したはずの機体は、その推力を増したメインバーナーの唸りとともに、遥の意志に忠実に従ってふわりと空中へ舞い上がり、次なる変形試験のステージへと移行する。


「システム、戦闘形態(バトルモード)へ移行します」


遥の凛とした冷静な宣言がマイクを通じて響き渡ると同時に、バイザーの視界いっぱいに新たな文字列が浮かび上がった。



Starting transformation from cruise mode to battle mode.

(巡航形態から戦闘形態への変形プロセスを開始)



その瞬間、アオサギの背面に接続されていた巨大なメガブースターの塊が、パーツ単位へと細かく、かつ流れるような連動動作で複雑に分解していく。

それらは重力を無視するかのようにしなやかな軌跡を描きながら、遥の四肢へとめまぐるしく再接続されていった。


――何という事だろう。先ほどまでただの巨大な飛行ユニットや翼にしか見えなかった背面のパーツは、あっという間にその姿かたちをダイナミックに変え、武装と装甲を纏った見事な「人型戦闘形態」へと完璧にトランスフォームしてしまったのだ。


完全に戦闘仕様へと変貌を遂げた遥は、そのまま大空を舞台にして、人間には到底真似できない超高速での空中立体起動や、鋭く研ぎ澄まされた格闘・迎撃の演武を次々と華麗に繰り出し始める。

機体のレスポンスはすこぶる良好で、重量バランスの乱れも一切ない。


一通りすべての動作確認と負荷テストを完璧に終えると、彼女は再び機首をはるか天空の大空に向け、凄まじい加速Gを伴って勢いよく上空へ向かって急上昇していった。


「システム、巡航形態(クルーズモード)へ復帰します」


バイザーのディスプレイ表示が鮮やかに切り替わり、機体は再び長距離高速移動の体制へとシフトする。



Starting transformation from battle mode to cruise mode.

(戦闘形態から巡航形態への変形プロセスを開始)



遥の四肢に組み込まれていた重装パーツが、先ほどとは逆の滑らかな連動動作で手際よく背面へとスムーズに収納されていき、元の大ぶりな翼――あの「メガブースター」の堅牢なシルエットへと見事に巻き戻っていく。


変形を完全に完了させた機体は、乱れのない綺麗な滑空軌道を描きながら滑らかに地上へと降下・着陸を行い、着地の衝撃と同時にメガブースターのロックを自動でスマートに切り離した。

切り離されたメガブースターは、その場で一瞬ふわりと自律滞空した後、静かに地面の所定の位置へと軟着陸を果たす。


「マリ、ゆり。メガブースターの全試験、無事に完了です」


通信の向こうで見守る二人へ向け、遥はバイザー越しにきりりとした凛々しい表情を崩さず、真っ直ぐにそう報告するのであった。


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