聖女と勇者
セィソ達が旅立ってから2週間。
ベルウッド城では、新魔王と俺はスケルトン宰相から小言をいただいていた。
「魔王様と勇者様、もう少し交わるのはお控えになり、仕事をしてください。毎日、毎日、朝、昼、夕、夜、晩と、まぁ飽きもせず、イチャイチャ、イチャイチャ、チュッチュ、チュッチュ、パンパン、パンパン……久しくあっておらず、ようやくの再会なのは、わかっておりますとも、ええ。しかしまぁ、2週間ずっとですよ。半月近くですよ、まったく仕事もせずに寝具をベッタベタにするだけの毎日……」
はいはいと聞き流す新魔王。
「そうですかぁ。じゃぁ、今から私は勇者さんと寝所に行きますので、宰相さん、後はよろしくお願いします」
「……魔王様、全然わかってない」
「世界征服は、終わったんだからいいじゃないですか。今朝、試した体位がよかったので、午後も楽しみなのですけれども」
放屁聖女で新魔王のヘシアは、俺に抱き着いてきた
「クッ、我らの新魔王が、勇者の性剣で、無力化されている」
「あの……宰相?魔王の仕事って何があるんだ?」
「放屁による各地スケルトン兵の支援や、最高戦力としての威嚇、そして外交の顔などなど、多数あるのです」
「なるほど……」
「そんなの、もう、どうでもいいの♪勇者さん♪私とベッドに行きましょうよ。何なら、私のサイズにしたメイド服も準備したから着てあげる」
「いいね……行こうか」
「魔王様とあろうお方が、給仕の服など、嗚呼」
ガイコツが嘆いている。涙は流せないだろうが、泣いているのだろう。
そうして、俺とヘシアは寝室に向かった。
「お待ちくだされ。我々スケルトン労働者や人族の奴隷労働者を解放するために新魔王となられたのでしょう。今の貴方は快楽をむさぼるばかりで……」
「だって、子供欲しぃし~。第4夫人のセィソさんにまで、先越されたしぃ~。そゆことで」
「魔王さまぁあああああああ」
そうして、俺と魔王は寝室に入る。
「よかったのか?宰相は、かなり切羽つまってたぞ」
「い~の。い~の。世界征服だって、勇者さんに半分アゲルためだったんだから。目的を達成したから、後はどうでもい~の」
「そうか……」
「それより、ホラ。勇者さんの好きなメイド服だよ♪猫耳カチューシャもあるよ♪」
グラマー美女のセィソとは違う、貧乳美少女の聖女の魅力があふれていた。
「それじゃぁ、いただきます」
「私を召し上がれ。勇者さん」
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コトが終わり、俺は賢者の時間を過ごしていた。
ヘシアはシャワーを浴びている。
ベッドの上で疲れた体を横たえていると。
「もう限界……元凶のソレを、ちょん切ります」
「よしなさい。頭皮の光で消滅させられるわよ」
「勇者の性剣さえ、なければぁああああああ」
スケルトンメイド一体がキレており、もう一人がたしなめていた。
思わず股間を押さえてしまう。チョン切られてはたまらない。
「何事よっ」
シャワーを浴び終えたヘシアが出てきた。
「魔王様達ばっかり……私達スケルトンには、穴も竿も、もうないから」
「そう…‥気の毒だけど。遠慮はできないわ」
ヘシアさん、もうちょっと、気遣おうよ。
「そうだな。骨になる前は元♀だったのか?」
「は、はい。昔を思い出して無い器官がうずくのです」
「それじゃぁ、コレでどうだ?」
俺はスケルトンの股間に指をあてがい、ぐっぐっと押してやる。
「これはぁ、私の骨が歓喜しています。あぁ素敵」
「恥骨マッサージだ……少しは気がまぎれるだろ」
「その御指、最高です。勇者さま今まですいませんでしたぁああああ」
骨がクネクネと悦んでいる。
「骨で押しても、カチカチするだけだものな……よし」
俺は思いついた。
「『〇頭放出軟質樹脂』
『頭皮紫外線発光』」
まだ服も着ていないし丁度いい。
股間から出した樹脂を頭皮発光で硬化させる。といっても、柔らかい樹脂だが……
「ほら、これだけ弾力あれば、骨の間にかまして、丁度いいだろ」
「イイです♪イィです♪あぁあああああ」
スケルトンメイドの、骨がクネクネと悦んだ後、脱力したようだ。
「あの……勇者さま私にもソレを」
たしなめていた、もう一体のスケルトメイドにも頼まれた。
「ああ、いいぞ」
先程と、同じ工程で、柔らか樹脂を作ってあげる。
「嗚呼。こ、この感覚は、危険です」
「スケルトンにも楽しみが無いとな」
「今後、勇者様にも誠心誠意お仕えします」
今までは適当だったんだろうなぁ。うん、だいたいわかる。
「じゃぁ、よろしく頼むよ」
「あなた達、勇者さんの正室は私だからね」
骨にまで嫉妬しなさんな。魔王さんよ……
「はっ」
「じゃぁ、今日の3回目するから、外してくれる?」
「「承知しました」」
俺への理解を示してくれたスケルトンメイド2体は、部屋から出て行ったのだった。
「骨」だから大丈夫。エロくない。




