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最臭屁器聖女は勇者パーティーを離脱しました  作者: 凜古風
最後の戦争ハゲマルドン?の始まりです

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異変

 ヘシアと俺が、ベッドの上でイチャついていると……

「魔王様、たいへんでございます」

「もうぅ、何よ、これからイイトコなのに……」

「占領したダーブック城の臭いが薄まってきており、再征服レコンキスタを唱える者達が集結しております。ここままでは、落城もやむなしかと」

 ヘシアは、めんどくさそうに舌打ちをした後、

「仕方ないわね。世界征服あってのイチャコラだものね。御雷竹槍タケミカヅチを出して。出撃するわ」


「……俺も後ろに乗ろうか?昔みたいに」

 バイクでも自転車でも女子の後ろって捕まり心地が最高なんだよな。

「二人乗りだと、遅くなるから、勇者さんはお留守番よろしく。ちょっと大量殺戮ジェノサイドしてくるだけだし」

 ちょっと残念。そして聖女さん……物騒なこと言うなよ。あっ今は魔王だったか。

「わかった。それじゃぁ俺は、スコップでも磨いておくよ」

「そうして頂戴。メイド達、戦闘服を着せてくれる?」

「「ははっ」」

 メイド二人は、聖女の服を着せ始めた。魔王になってもシスター系の服をチョイスするらしい。

「魔王さま、御雷竹槍タケミカヅチです」

「よろしい。窓を開けよ」

 こっから行くのかよ。

 きゅぽんッ と、御雷竹槍タケミカヅチの尻穴アタッチメントに魔王はお尻を接続した。

「じゃぁ、行ってきます」

 ブオオオオオオン、と竹槍の先から物凄い量の屁を排出して、空に飛んでいく。

「『頭皮発光消臭ハゲフラッシュデオドラントッ』」

 俺は頭を光らせて、室内を消臭した。呼吸は大事。


「竹槍に乗ると、速ぇえなぁ、相変わらず。ジェット機か?」

 そうして、元聖女・新魔王のシルエットを眺めていると。

「さて……勇者さま。大変恐縮なのですが……」

「ん?なんだ?」

「この城を出て行ってください……」

「え?なんで?」

「私に腹が立つのなら、その頭皮の光で消滅してくださってもかまいません。このままでは、魔王様が貴方との快楽で駄目になってしまうのです。そうなると、我々スケルトンの理想がついえてしまうのです」

「「お願いします」」

 宰相だけでなく、メイド2体からも頼まれた。

「ずっと、というワケではありません。ただ、毎日毎日毎日毎日、お互いの体をむさぼられてばかりでは、国家運営が立ち行かないのです。せめて週一くらいにしてくださいませんか?」

「「寝具もベッタベタですし……」」


 執事にしろメイドにしろ迷惑をかけている。


「そっか。それもそうだな」

 仕方ないので、俺は首を縦に振った。

 せっかく聖女が世界征服したんだ。そして、拠点もわかっているし、いつでも来ることができる。今はまだ、新魔王の体勢も未熟だろうし、この半月で再会を十分に楽しむことができた。


「そして、行くアテはあるのですか?」

 そこまで心配してくれるのか。追い出すだけだった、王族連中とは違うなぁ。

「ん~そうだな。リヴァケープに行こうと思う」

 セィソの行先も不明だし、ここは筋肉令嬢ベアトリス贅肉王女タプンツェルのいるリヴァケープへ向かうのがいいだろう。

 また、コッチに来ても良いしな。


「それでは、乗り物を用意いたします」

「馬に乗れないんで、馬車が助かるよ」

「では、そのように」


 セィソの乗馬姿が、カッコ良かったなぁ。勇者なのに馬乗れないってのもアレだし、そのうち練習しよ。世界も平和になってるし、乗馬練習にいそしんでもいいよね。転移前だとセレブの趣味なんだろうけどさ。


「じゃ、旅支度をしてくる」

「お手伝いします」

 ……俺のイチモツをちょん切ろうとした後、恥骨マッサージで堕ちたスケルトン・メイドが支度を手伝ってくれる。

「お荷物はこれだけですか?貴重品などは?」

「ん?貴重品は、金玉袋アイテムボックスだ」

 そうだ、セィソに白金貨とかゴブリンの睾丸タマタマとか渡しただけで、アイテム整理してなかったな。


「ちょっと、手伝ってくれ」

 俺は、ズボンと下着をおろした。

「なっ……魔王様が出かけた途端、私に手を出すんですか?いくらメイドが好きだからって、骨なんですど」

 スケルトン・メイドと骨プレイ♪なんという上級者。


「違うって、無限収納のアイテムボックスが、この袋なの」

「……玉二個タマタマが入ってる袋と思ってました」

「合ってるけど、俺、異世界転移の勇者だからね」

「はぁ……で、どうすれば?」

「右のタマを右に引っ張って、左のタマを左に引っ張って、袋を拡げてくれるかな?」

 セィソの時みたいに竿を任せると、離されて切れるのは嫌だ。

「もう……私じゃないとセクハラ案件なんですからね」


 そうしてスケルトン・メイドは、両手で玉袋を左右に引き延ばしてくれた。骨なのでチョット痛い。

「よしっ」

 俺は、アイテムボックスに入っていた物を取り出す。

「すごい……こんなに色々。まじかる」

「もういいぞ」


 いったん出したアイテムを選別して、再度収納する。

「あ、また、マタのタマを拡げたらいんですね」

「よろしく頼む」

 俺は整理し終えたアイテムを収納する。


「まさか、骨になって初めて、こんなことするなんて、思っていませんでした」

「経験なく、スケルトンになったのか」

「……はい。ですから、魔王様と勇者様のまぐあいが、うらやましくて」

「そうか……受肉とかはできないのか?」

「わかりません、聞いたことありませんよ」

「わかった、考えておこう。解決できるかどうかは保証できないけど」

「ありがとうございます」


 そんな会話をしているうちに、収納作業を終えたのだった。


「ところで、勇者様?」

「ん?」

「ご自身のタマタマは、アイテムボックスに収納なさらないのですか?」

「え?」

「いえ、魔王様が竹槍の後ろに乗せない理由として、急上昇の時に、タマタマが押しつぶされそうになって、勇者様が死にかけたという話を聞きましたので」

 おおう、セィソに出会う前にも、潰れそうになった恐怖の記憶がよみがえり、ヒュンヒュンする。事故でバイクのガソリンタンクに股間がめり込み、タンクの鉄板をへこますようなあの痛み。全体重以上のGがタマタマにかかる恐怖。

「そ、そういえば……やってみる」

 これで、男たるゆえんの弱点が克服できる。


「収納できた!!!!」

 タマタマに繋がっている、精管・血管・神経・リンパ管は体側の小さな入口に束ねて、アイテムボックスの4次元空間に移動できた。

「なくなりましたねぇ。袋だけですねぇ」

 スケルトン・メイドが、何も入っていないお稲荷さんの皮をもてあそんだ。

「ちょっと、蹴ってみてくれ」

「え?そんな……」

「男の最大の弱点を克服できているか、試さないと」


「それじゃ、失礼して……えぃ」

 思い切り蹴りやがった。

「イテェ。竿が」

 なかなかの威力だった。しかし、タマタマへの攻撃だと意識が飛んでいくのに対し、これは恥骨と竿にダメージが来ただけで、そこまでのダメージはない。


「だ、だいじょうぶですか」

「ああ、もしも、袋にタマタマが入ってたら15分は動けずに悶え苦しむ威力の蹴りだった。で、その後2時間くらい痛むんだよ」

「そ、そんなに……男の人ってたいへん」

「今度、生身の男がいたら、試し蹴りしてみろ。もちろん俺以外でな」

「はぁ、やりませんけど」


 それにしても大発見である。これでセィソのスキルに怯える必要もなくなった。

中国拳法の奥義とかなんとか、武道の奥義に「コツカケ」でしたっけ?

キンタマを体内に収納して金的ダメージを防ぐ技があるとか何とかですけど。

体内収納だとセィソには通用しませんが、アイテムボックスの異次元収納だからスキルが届かない。そんな展開なるのっかなぁ。


そして昔話ですが、野球でキャッチャーやってたらバッターがかすって(チップ)、

時速100キロくらいのボールが股間のプロテクターに直撃……

タマタマが体内にめり込むんですよね。

激痛ジャンプ&腰トントンで、元の位置に降りてきてもらいましょう

ほんと、プロテクターしていないと、潰れてしまいますね。

あと、顔のマスクで目ん玉も守らないと。


でもね、プロテクターしてる時に、チアガールの娘が挑発してくるんです。

そ、そんな、狭いスペースしかないのに……大きくなって収納できなくなるじゃないか。

ぐおおおおおお、あのアマ……わかってて、やりやがった。

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― 新着の感想 ―
[一言] コツカケ。 某グラップラー漫画で知りましたわ。 凄いっすよねぇ。
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