それぞれの旅立ち
改めて考えると聖女の恋人だった勇者を、姉のセィソが寝取ったりすることもアリですかね?姉妹とドロドロの三角関係とかいやん。
「勇者さま達、いい加減、朝食にきてくださ……ひぃいいい」
スケルトンメイド達がしびれをきらして部屋に突入してきた。そして悲鳴をあげる。
「ふぅ……大満足や。後ろも悪くないわぁ。妹がハマるはずや」
「なるべく早く帰ってこいよ」
メイドの悲鳴は無視して、俺とセィソは余韻を味わう。
「……朝っぱらから、っていうかコッチの寝具も体液でベッタベタに」
「昨日の夜の魔王様だけでなく、なんという絶倫」
ええい、骨メイド共がうるさい……
「勇者さん、朝っぱらからナニしてるんですかぁああ。私を置いて」
ヤバイ聖女まできたよ。
「あ~かんにんな。譲渡したスキル『金玉活性』のテストや。ウチがおらんでもバッチリ使えるさかいに、今夜はアンタが頑張りやぁ~」
「……なるほど、それなら仕方ありませんね。セィソさんも旅立つ前ですし、黙認しましょう」
どうやら、ボコられずに済みそうだ。
「月のモノとして、私の出血も、なくなってきましたし、明後日くらいには。ふふふ♪」
「ちょっと期間短いんちゃうのん?」
「昨日の夜、大量に噴出しましたからね」
「後ろ攻められて、前から全部出た感じかいな」
「ですね~♪」
女子トークを解説すると、この作品が神に消されるからやめておこう。おっとメタ発言をしてしまった
「ところで、セィソには月のモノ来ないのか」
一緒に行動するようになって、2ヶ月近く経つが、今日は無理とか、そんな話はしてこない。
「せやなぁ~生理遅れてるっていうか……ウチは、もう妊娠してると思うわ。毎晩毎晩、あんだけやっててんで……」
「そうですか……」
「次は私ですよ、勇者さん」
「……ええ、はい」
この調子だと、俺の子供が100人超えそうだな。
「そんなことより、朝食が冷めてしまいます」
スケルトンメイド達が割って入った。
俺とセィソは、いそいそと服を着る。
「つったく、掃除する身にもなってみやがれ。この種馬ハゲ」
スケルトンメイドのつぶやきが聞こえた。寝具は、あいかわらずベッタベタだった。
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「ほな、また会おなぁ~」
朝食を終え、身支度を整えたセィソが、スケルトン・ホースに跨る。
白金貨もゴブリンのタマタマも手渡した。そして乗馬している恰好は、以前に買いそろえた盗賊服の装備だった。腰の短剣の話はしないでくれよ……聖女が怒るから。
「あぁ、気をつけてな。早く帰ってこいよ」
「帰ってこなかったら、私が勇者さんを独占するだけですからね~♪」
「猫耳カチューシャ&メイド服は置いていくさかいなぁ~、保存しときや」
旅立ちの言葉としては、アレだったな。
あとで聖女に問い詰められそうだ。
「それでは、我々も失礼する」
そして、一緒に移動してきた女性騎士団達も、贅肉王女のいるリヴァケープに向かうとのことだった。
「ここにいても仕方ないですしね」
また、俺達を襲ってきた女性魔族達も魔王軍の本拠地であるマウントリーフに向かうみたいだ。
「久しぶりに、二人きりになれそうですね。勇者さん」
「ああ、今までお前を探し回って旅してきたんだよなぁ」
魔王も死んだし、聖女が新魔王として世界征服したし、このままスケルトン達に生活の世話をしてもらって、スローライフでも送っていこうかな。
「ふふふ、そう言われると、私が一番なんですね」
「正妻だって、他の女性陣も俺も認めてるじゃないか」
「あんまり、他の女性に目移りするのは駄目ですよ。世界の半分でも全部でもあげますから」
「そうだな……」
俺達は、城の中に戻ったのだ。俺の旅は終わったんだ。
そして、お互いが一人だった時間を埋め合うように求めあう。
めでたし、めでたし……おわり?
な、ワケないんですけどね。
でも、ラストスパート入りますよ~。




