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最臭屁器聖女は勇者パーティーを離脱しました  作者: 凜古風
放屁聖女さん降臨です

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38/58

女性騎士団

 ギルドを出ると、もう夕方だった。。

 朝からスケルトン殲滅せんめつだのなんだのかんだので、忙しかったなぁ。

「どなえするん?もう、出発するのも遅いしなぁ、いつもの宿でええか?」

「そうだな、一晩寝てから、聖女を追いかけようかな?」

 例の料理を食べると、今晩もハッスルしそうだけど。

 そんなことを考えて歩いていると。


「おい、そこのハゲ!?冒険者ギルドは、コッチであってるか?」

 なんか、鎧を着た女性達に道を聞かれた。

 いきなりハゲ呼ばわりすんなよなぁ。慣れてるけど。

「あってるよ。ホラ、あそこの建物。見える?」

「よし、早速ギルドマスターに会い、スケルトン軍団討伐の相談をするとしよう。ゆくぞ」


 どうしよ、さっきギルドで文句言われたばっかりなんだけど。

「あんなぁ、スケルトン軍団は全滅させたで。このハゲが」

 セィソの言葉に反応し、女性騎士団の隊長がいぶかしい目で俺を見る。

「ふむ……数名、先にギルドに行って確かめてこい。私は、このハゲの話を聞くとしよう」

「承知しました」

 部下の女騎士2名が、ギルドに向かって走って行った。


「……ところで?貴様、何者だ」

「隊長、このハゲは勇者です。ほら、王城から放りだされた」

「なん……だと?スケルトン達を率いて、新魔王となった放屁聖女の仲間ではないのか」

「あのねぇ、勇者の俺が失踪した聖女探ししているのは、そこそこ有名な話だろう。新魔王になったって聞いて引き戻そうとしてるんだよ」

「が、しかし。仲間なのだろう」

「そうだな。だが、スケルトン5千体は俺が倒したぞ。アンタも戦友が寝返ったって聞いたら、一度くらいは会って確かめるんじゃないのか」

「……道理といえば、道理か」

 うーむと、隊長さんは、少し考えていると。

 先ほどギルドへ走って行った女性騎士が戻ってきた。


「では、報告を」

「しゅ、修羅場です。ギルドマスターの部屋は修羅場です。ギルマスと秘書が交わってる時に、奥様が部屋に入ってきたらしく、それはもう修羅場です」

 あ~あ……やっぱあの人、奥さんだったのね。ギルマス南無ぅ~。

「誰が、そんな報告をしろと言った……が、後で詳しく聞こう」

 ヲイ、隊長。それでいいのか。

 そして、もう一人の女騎士と受付嬢が走って来る。

「女性騎士団の人達~っ、勇者ハゲから離れてくださ~い♪」

「やはり、貴様っ敵か!」

はらみますよ~♪」

 受付嬢が、いらんことを叫ぶ。

 全員、ずっこけそうになったじゃないか。


「ええい、スケルトン軍団5千を、このハゲが倒したのか聞いているのだ」

「「「あぁ、そこの勇者ハゲが倒したみたいです」」」

 いまさら感、丸出しで思い出すんじゃない。

 聞いたのは、ついさっきだよね。


「ふむ……スケルトン討伐の加勢に来たのだが、無駄足だったらしいな」

「男の騎士団はどうしたんだ?」

「ふん、情けないことに、聖女&勇者パーティに『玉潰ボールク・ラッシャーしのセィソ』がいると聞いて逃げ腰だったのだ。だから、タマのない我々の出番と思い出陣した。あれでも男かっ」

……大事だもんね、タマタマ。って男だからだよ。

「せやなぁ、ウチが敵側やったら男の騎士団はゴブリン♂スタンビートの二の舞やもんなぁ」

「うむ。そなたが、玉潰ボールク・ラッシャーしのセィソ殿か」

「せやで」

第一王女タプンツェル殿下とベアトリス嬢に並び、ゴブリン討伐の高名を聞いている」

「さよか?まぁ、儲かったわ」

 あっけらかーん、と答えるセィソ。


「……ところで、セィソ殿。王国軍で働く気はないか?好待遇を約束するが?今、王国軍はタプンツェル殿下とベアトリス嬢といった最強の2名が出て行ってしまってな」

「育児中やもんな」

「!?出産済だとっ、あの怪物二人を孕ませる男達がいたのか?」

 なんか、コワイ予感がする、逃げよっかな。王女と令嬢の情報隠蔽の努力が無駄に。


「……え?父親は、このハゲやけど?両方とも。だから男『達』じゃないねんなぁ」

 しれっとチクるなぁあああああ。

「このハゲが、外戚……王子の父?なんたる我が非礼。くっコロせ」

 使い方間違えていますよ。。。くっコロ。


「大丈夫だって、気にしてないぞ。ふたりとも側室だからな」

「なんとぉおおおおお。貴様ッ」

「いいのか?俺は、王子の父だぞ、ふふん♪」

「ですから、このハゲに近づいたらはらみますって、私は近づきますけどね」

 受付嬢が変なツッコミを入れる。えっ?なにソレ?告白?孕みたいの?


「あぁ~、第一王女タプンツェル殿下ですら母親になったのに」

「あの筋肉令嬢ベアトリス様も母親になったのに」

「「「私達には、男もおらずっ」」」

 なんか、嘆いてらっしゃる人達が多い、女性騎士団。

 凛々しい姿に、ファンは多いと思うんだけど。そうでもないのね。


「ん~ふふ♪アンタ猫耳村で34人相手にして、半分以上孕ましとったなぁ」

 あの?セィソさん?いらん事言わないでくれる?

「よし!我々の宿に、勇者殿を連れ込むぞ」

 隊長さん?もしもぉ~し?俺の意思は?

「「「「「おぉ~っ!」」」」」」

 女性騎士団は団結し、俺は引きずられていった。


「もぅ、また私は置いてけぼりなんだから」

 去っていく俺を見て、受付嬢は少し怒っていた。

 肉食女子の女性騎士団達の中に放りこまれて、さぁ大変。

 ベアトリスみたいにムッキムキではないけれども、引き締まった体が、ハゲを待っています。

「種だけ欲しい」とか「精子バンク使う」とか、タフな女性達が国を支えている気がします。


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― 新着の感想 ―
[一言] これまた大変だ(;゜Д゜) でもって話は進むのか(;゜Д゜)
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