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最臭屁器聖女は勇者パーティーを離脱しました  作者: 凜古風
筋肉令嬢と贅肉王女です

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27/58

帰り道で思い出話を

 前回のゴブリン♂・スタンピードでは、セィソが全ゴブリンの股間を爆発させたので、平原が血で赤く染まり、股間が欠如した死体が転がっているだけだった。

 しかしまぁ、今回のゴブリン♀・スタンピードは、肉片が飛び散っている。コレの後始末をする冒険者や兵士が気の毒に思えてならない。


「お姉様?わたくし達、何体倒しましたっけ?」

「既にワカランでござる」

「そもそも協力プレイで倒した数は、どうなるんや?」

 う~ん。と、女性陣3人が思い悩んでいる。

「数とか、もぅ、いいんじゃない。ゴブリン♀・スタンピードも解決したし」

「細かいことは気にしないことにするでござる」

「久々に無双して、ストレス発散できましたわぁ」

「準災厄級の意味が、だいたいわかったわ」


 HAHAHAHAと、ゴブリン大量虐殺ジェノサイドトリオは声高に笑っていた。こうも巨大な力をの当たりにすると、自分がミジンコのように思えてくる。

「それじゃぁ、お迎えの馬車を呼びに行ってくる」

 キンタマ駆動車でセィソと移動しようとすると。

「助かるでござる」

「歩くから大丈夫ですわぁ」

……意見が分かれた。と思ったが

「それじゃぁ、わたくしがお姉様を運びますわぁ」

 よっこらしょと、体重90キロくらいのベアトリスは筋肉をムキムキさせて、体重200キロくらいのタプンツェルを担ぎあげて歩き始めた。

「こうやって移動するのも、久々でござる」

「お二人は、仲良いんやなぁ」


「お姉様には小さい頃から、ずっと世話になっていますわぁ。王城でも沢山遊んでいただきましたし」

「懐かしい話でござる。拙者以外の者がベアトリスの相手をすると、骨折や内臓破裂が後を絶たななかったでござる」

「王女はんには、物理攻撃がきかへんもんなぁ」

「学校を退学にさせられて実家を勘当された時は、またお姉様と一緒に遊べると思ってワクワクしましたわぁ」

「はっはっは、あの時は婚約破棄された上、拙者も王城から追放されていたのでござったなぁ」

「苦労してはるんやね」

「ベアトリスは魔法学園でも優秀でござったが、平民の娘が、たかだか肉体強化魔法が得意なくらいでベアトリスに挑んだのでござる」


「そうでしたわぁ、あのような肉体強化魔法なんぞ魔王とどつき合いする時くらいしか必要ないですわぁ。少しわからせてやろうと、レスリング部のリングに上げてやっただけですわぁ」

「拙者も、みせしめの大技を見たかったでござる」

「決め技は、思い切りジャンプして天井へ着地するリバース令嬢バスターから、その反動にヒネリと重力を加えたスクリュウ令嬢ドライバーですわぁ。つまり、天井で首折り背骨折り股裂きをしてからの、リング上での脳天砕きと両腕折りですわぁ。貴族男子にチヤホヤされてた平民娘に思い知らせてやりましたわぁ」

挿絵(By みてみん)

「筋肉をもアピールした素晴らしい悪役ヒールレスラーっぷりでござる」

「あれ以来、悪役令嬢と呼ばれてたいへんでしたわぁ。わたくしの姿を見ると、教師も生徒も土下座する上、間に合わなかった人は失禁して許しを乞うてきましたわぁ。移動するだけで学校運営ができなくなると最終的に退学処分になったのは少し残念ですわぁ」


 悪役令嬢ってそんなんだっけ?陰湿にヒロインの平民美少女をイジメてて、直接攻撃ってしてたかな~?俺は心の中で盛大に突っ込んだ。まぁ時代が変わったんだろう。っていうか異世界に転移したから、世界が変わったんだけどさ。

 と、そんなことを考えていると。

「すっごいなぁ、お嬢。学校の伝説やろなそれ」

「わたくしなんて、大したこと無いですわぁ。お姉様こそ、王族と貴族の伝説ですわぁ」

「ああ、婚約破棄の時の話でござるか」

「そうですわぁ♪」

「なんや、そんなに凄いんか?」

「うむ……拙者はこの体型でござるから、王族の権力をフルに駆使して婚約までこじつけたのでござる。が、しかし……婚約パーティーでマイクを渡され、『是非……一曲』と頼まれてしまったのでござる」

「あ、あの歌声が、会場に響いたんや」

「お姉様の歌声を知らない婚約者側の参加者が全滅して、王族に忠誠心溢れる貴族家の一つが没落しましたわぁ。わたくしは、即座に耳を塞いで助かりましたの」

「拙者も浮かれていたのでござる」

「それは悲しい事件や……」

「結婚での厄介払いもできなくなった拙者は王城から追放されたのでござるよ。」


 婚約破棄ってさ約束の証文みたいなのが破られるイメージなんだけど。相手一族が全滅するって、破棄なのかな~。とか考えてしまった。うん、ハゲるから悩まないようにしよう。あっ、もうハゲてるか、俺。

 

「話はかわるんやけど、年齢とか教えてもらってもええかな?ウチは20歳や」

「拙者は23歳でござる」

「わたくしは17歳ですわぁ」

 改めて考えると、俺って若い娘に囲まれてるんだけどなぁ。

 なんだろ、この違和感。


 そうこうして俺達は領主リヴァケープ城に到着した。

悪役令嬢と婚約破棄の新しい概念……

これがテンプレになる時代は?こないでしょうねぇ。

そして、読者様が考えていたよりもベアトリスが若かったかも?ですね。17歳の母ですから。


「リバース令嬢バスター」←天井キ〇ニク・バスター からの

「スクリュウ令嬢ドライバー」←キン〇ク・ドライバー+回転

平民ヒロインが喰らった、オーバー・キルな2プラトン技。

GIFアニメにしてくれる人、いませんかぁああああ?

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― 新着の感想 ―
[一言] 凄まじい無双劇でしたなぁ。 でもってそういう意味での悪役令嬢もいていいと思うのよ(`・ω・´)
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