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最臭屁器聖女は勇者パーティーを離脱しました  作者: 凜古風
筋肉令嬢と贅肉王女です

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20/58

悪役令嬢ベアトリス

 窓から朝日というには太陽の位置が高い日光が差し込んでいた。少し寝すぎたか?

 ゴブリン・スタンビートが近づくという情報の中、カップル用の宿はガラガラだったおかげで、格安料金で宿泊できた。

 俺の体の上ではセィソが寝ていたが、俺が目覚めた時に動いたせいで起こしてしまったようだ。

「ふぅんむぅ。おはよーさん♪あかん、こっ腰が、イタタ」

「いっぱい動いてくれたもんなぁ」

 昨日の朝、俺は腰を痛がっていたので、セィソが動いてくれたのだ。宿のベッドは頑丈で、昨日の簡易ベッドように壊れたりしないから、そりゃもう激しかった。

「動くのんは、交互くらいが丁度ええな」


 そうして昼前まで二人でベッドの中で、肌の感触を楽しみ合っていると……

「お楽しみ中すいませーん、来客ですよ~。ロビーへお願いします」

と、呼び出しされてしまった。

「わかりました。すぐ行きます」

 もう少しイチャつきたかったが、セィソと俺は服を着て部屋を出て、ロビーに向かう。


「あの……?どちら様」

と、尋ねる必要もなかった。


「勇者様ぁああああ。わたくしはお会いしたかったですわぁああああ」

 筋肉の塊がやってきた。これは『だきしめる』なんて、ヌルイもんじゃない『抱き、そして、締める』そう、つまりベアハッグ(Bear Hug)かサバ折りか。頑張れ俺の肋骨と背骨と内臓。

「ベアトリス……久しぶりだね、げほ死ぬ」

「ああ、つい、いとおしさのあまり、熱い抱擁をしてしまいましたわぁあああ」

 ムッキムキの筋肉ボディに全然似合わない、いやん♪という仕草で筋肉令嬢ベアトリスは俺を押した。もちろん、壁まで俺は吹っ飛ぶ。

「いてぇ……いつも通りだね。っていうか、出産後の体調は大丈夫なのか」

「大丈夫ですわぁ。少し開いた骨盤なんて、この通り筋肉で締め上げれば」

 下半身からメリメリと音がした……うん、大丈夫そうだね。


「……お、お嬢様、お子様の紹介を」

「そうでしたわ。貴方の娘ですわぁああ♪ぱぱ♪」

 俺は、手押し車の中を覗き込む。すっごいムキムキの赤ちゃんがいた。どこいった俺の遺伝子?

「お~、かわいいなぁ」

 そうして、俺は赤ん坊を人差し指でツンツンしようとすると。


 ガシッ っと、指を掴まれた。

「いてててて、なんちゅー握力」

「起きてる時だと、使用人の指を骨折させてますわぁ」

「そ、そうか、ベアトリスに似て、健康な子になりそうだね」

「これから、別荘で、蝶よ花よと育てるのですわぁ」

 全然似合わないヒラヒラのドレスから、はみ出てる逆三角形の体の筋肉をビクンビクンと動かして、ベアトリスは歓喜している。お嬢様よろしく縦ロールの金髪ロングがゆさゆさと揺れていた。うん、身体さえ見なければ似合ってる。


「あ、アンタが悪役令嬢ムキムキマッチョのベアトリスはん?」

「そうですわぁ。はじめまして。わたくし、勇者様の側室つまの一人、ベアトリス・フレイムシュートですわぁ。ところで、貴方は新しい側室つまの方ですの?」

 すっと、貴族令嬢の礼をするベアトリスだが、筋肉のポージングにしか見えないのは何でだろう。

「え、せやねん……ちゃう。そうです、最近、側室つまの一人となりましたセィソ・イタブールと申します。お見知りおきを」

 関西弁以外を話した!?まじか。

「この作者は、キャラクターの書き分けが下手クソですわぁ。ですので、いつも通りの関西弁でよろしくてよ」

 コラっ、メタ発言やめなさい。

「ほな、そうさせてもらうわ」


 そうして、我が子を抱っこさせてもらったり。近況を教え合ったりしていると。

「うっかりしてましたわ。ゴブリンの大軍はどうなりましたの。仕方なく実家を助けに参りましたのに」

「ゴブリンならウチが、全滅させたで」

「すごいですわ。どうしましたの?」

「タマタマ爆発させて、2千体くらいブッころしたんや」

「……あらまぁ、殿方のオタマを爆発させる能力ですの?セィソ・イタブールさん?あらあら、なるほどボールクラッシャーしの方でしたのね」

「せやでって、ウチそんなに有名なん?」

「準災厄級の人物として、わたくしや王女と同じように登録さていますわよ」

「……準災厄級やて?ウチが?」

「えぇ、その気になれば、♂を全滅させることができる能力ですもの。アタリマエですわぁ」

「まぁ、そうなんやけど……って、筋肉お嬢のアンタも準災厄級かい、どんだけ……」

「わたくしの能力はそのうち、お見せしますわぁ。側室仲間ですもの」

「なぁ、側室仲間ってゆうてるけど。正室てやっぱ?」

「もちろん正室は災厄級の放屁聖女、一択ですわね」

「聖女、どんだけ怖ろしいねん……さすが最臭屁器さいしゅうへーき

「その聖女を、押さえ込めるのは、勇者様以外にいないのですわぁ」

「このエロハゲ結構重要人物やん。そういや勇者やったなアンタ」

「そうか俺は聖女という災厄を止めるために召喚された……って違うだろ。でも、もう魔王は死んでるしなぁ」

と、返事すると。


「あら?魔王死んじゃいましたの?」

 しまった、ギルドに口止めされてたんだ。まぁいいか。

「ウチのスキルでタマタマ爆発させたら、魔王死んだで」

「そうですの。コブシを交えたかったのに、少し残念ですわ」

「でも、まだ魔王軍は健在だ。誰かが引き継いでるだろうしな。それと、まだ極秘情報だから口外しないでほしい。」

「わかりましたわぁ。魔王軍は徐々に倒していきますわ。ところで?ですわ」

 ベアトリスがセィソに視線を移す。


「なんや?お嬢?」

「倒したゴブリンは全部オスで、正しいのかしら」

「せやで、ウチのスキルは♂の玉にしか使えへん。タマタマ無かったらゴブリン15体くらいしか倒せへんやろし」

 タマ潰しなしでも結構やるんだよなコイツ。

「なるほどですわ。じゃぁ、スタンピート第2波では、わたくし達の出番ですわね。おそらくゴブリン♀の群れがやって来ると推測できますわ」


 !?できるかもしれないけど、キツイんじゃないか?

「さすがにベアトリスでも多勢に無勢だぞ」

「大丈夫ですわ。王女のおねぇ様も、一緒ですわ。重たすぎて馬車の馬がくたばってるだけですわ」

 さらっと、重要情報を言ってきた。

追放王女タプンツェルも出産を終えてたのか?」

「もちろんですわ。わたくしと同じ時期に妊娠しましたもの。私と同じく子連れですわ。可愛らしい男の子ですわよ」

「そっか」


「ホンマ、よーやるわ。さすが勇者やな。ウチも他人のこと言えへんけど」

 ベアトリスのムッキムキ筋肉ボディーを眺めながらセィソはつぶやいた。

 勇者、それは勇気のある者。勇気、それはトンデモ女子さえも妊娠させるエロパワー。ん~と?なんか違う気がする。


悪役令嬢ベアトリスのイメージ

 髪型:縦ロールの金髪ロング

  顔:よくある悪役令嬢系の顔

 体型:ムッキムキ(北斗の拳のラオウを少し女体化した感じ)

駄目だ、AIに描かせようとしても、変なのしか出て来ない。

ちがうか、そもそも設定が変なのか。描ける人います?


次回、また、物凄いのが出てきます。

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― 新着の感想 ―
[一言] >どこいった俺の遺伝子? ほぼ駆逐されたな(ォィ ていうか聖女が災厄級で他は準災厄級(;゜Д゜) ほえー、正室か側室か以外でも序列が上なのね聖女(;゜Д゜)
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