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26,魔女達の侵略を阻止せよ

いよいよ決戦です

魔女の娘さんはどこにいる?

 「で、一体どこにいるんですか?」

 「ああ、俺が二人と初めて会った場所、あの前に2人がいた部屋があっただろ?」

 「はい、私が巫女習得の際に使った部屋ですそこは。闘技会の観戦もそこでしていて」


 「その下、だ」


 「え、あの部屋は確かに暗かったので中はすべて覚えていないですがそんな感じはなかったかと」

 「入口はわからんが、下だ。まあ行ってみればいい」

 歩き出すレンさんに続く私たち。

 

 「はあ。……カスケードさん、部屋はわかりますか?そのようなものありそうですか?」

 ここに詳しいはずのこの人なら何かわかるかも。


 「そうだね……この辺りに遺跡が2つあった、とは聞いたことはあるがそれなのだろうか」


 「遺跡に蓋をしてその上を儀式の間にした、と。理屈は通っているね」

 その答えにうなずきながら話すタクミさん。なるほど確かにです。


 「この長い廊下も遺跡を覆い隠す意図があったなら納得だな」

 「ではなぜもう1つの遺跡はそのままなのでしょうか?」

 カイト君が質問します。私もそれが疑問です。


 「それは魔物がついてしまうのを片方にするため、かな。おそらく入り口がないのもそういった効果を狙っているのかと」

 「私も同じ意見です。それも踏まえての実験、だったのでしょう」


 タクミさんとカスケードさんが共通の見解をくれます。なるほど?そうなんでしょう。


 「それは魔女を倒した後にでもカスケードさんがどうにかすればいい。俺たちは魔女の野望を止められればいい」

 ショウさんその通りです、これ以上霧化させないようにしないと。



 「で、部屋の中を見てみたが下に繋がるところはなし、と。でも」

 「そうだね。この魔法陣はおそらく」


 タクミさんがいつもの筒を振って取り出して魔法陣の中心において上の3つの凸に触れます。

 筒が光り霧が発生します。それに反応して魔法陣も起動しているようです。


 「皆この円の中に。おそらく」


 強い光にのまれ収まったところで目を開けます。

 「……ここは?」

 「魔女の隠し部屋、その前といったところかな」


 確かに目の前には扉があります。あとで取り付けたような周りと合っていないものが。

 「趣味が悪いです」

 「みうと同じ感想です。浮いてますよね」

 「作った奴の趣味か何かだろう」

 ですよね。私たちには合わないです。


 「で、だ。向こうも気づいているだろう、俺たち7人が来ていることは。どうする3人は」

 レンさんは私とみう、そしてカイト君に話を振ります。

 「僕は問題ありません、行きます」

 「私はひな様についていくまで」

 「行きます。……ここで歌ってから扉を開けていいですか?」

 

 「そうだな。3人分でいいぞ俺たちに回さず万が一に備えてほしい」

 「僕にも必要ありません。お二人は備えを万全にお願いします」

 

 「ありがとうございます。では二人分で行きますね」

 みうと二人で円を作ります。

 私の歌をみうの力で上乗せしてかかっていくのを感じます。


 「どうやら扉は向こうから開けてくれるようだな」

 レンさんの言葉通り扉が開き黒い霧を含んだ暴風が襲い掛かってきます!


 「ジュリオンブル、覚悟しろ」

 「お母さまのことこんなにしたのはあなたたち?」


 私と同じくらいの年齢でしょうか。黒い宝石を持った女の人がこちらに問いかけます。

 「あなたがジュリオンブルの娘さんか。私はカスケード、一応あなたの叔父だ」


 「よくもまあぬけぬけと、辺境でこそこそと生きていればいいものを。おばあさまでは足らずお母さままでも手にかけておいて」

 「君も人を霧に変える魔術師なのかい?」


 その問いに彼女は宝石を抱きながら応えます。

 「そうよ、わたしは二人の遺志を継ぐ魔女。失敗作の2人とあなた、そして卑しいメス2匹を葬るために待っていたのよ」


 卑しいメス、ですか。辛辣です。

 「少なくともみうは卑しくないです。訂正しなさい!」

 

 「そこに騎士がいるでしょ?もうそれだけで卑しいわ。彼だけは助けてあげる。私の人形としてね!」


 話が通じない人ですね。いいでしょう。

 「少しお仕置きが必要ですね。みう」

 「はい、ひな様」

 そのまま矢の準備を始める私たち。


 「あなたにそれは使わせない。きっちり破壊させてもらうぞ」

 ショウさんが抱えた宝石目掛けて踏み込みます。


 「いきなさい」

 彼女の後ろから6体のハニワが現れ3体がショウさんに、残りがこちらに近づいてきます。


 「私とレン君は前に行くからここは頼みます、カスケードさん、カイト君」

 「相手はまだ1体隠してるぞ。油断せずにな」


 タクミさんとレンさんが6体のハニワを無視して娘さんに迫ります。


 「仕方ないわね。この子はとっておきよ」

 彼女のそばからもう1体黒い霧をまとったハニワが現れます。

 「さらにこれを刺して、っと」

 頭に枝のようなものを刺されたハニワは強い気配を感じます。

 たった一体で雪だるまが比較にならないほどに思えます。


 「どう?これであなたたちも終わりよ」



 「太陽の矢々(レ・フレイシュドゥソレイユ)!」

 「はあああっ!」

 「「彩り」、はっ!」

 

 「おい魔女、気づいていないのか?そいつ以外はもういないぞ」

 「あんたたちは、使えないわね。あなたは頑張れるわよね?」


 ハニワの形が変わり始めます。手足も長くなって、それに伴って気配も大きくなってきました。

 気持ち悪いです、早く倒しちゃいましょう!

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