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17,科学者

お助けキャラ登場

 ~・~・~・~・~


 「やあどうも皆さん。私はタクミ、旅する科学者だ、どうぞよろしく」


 待機室に[移動]し、カイト君に城門前にいる怪しい人をここに案内するように指示したレンさん。

 開口一番そう発言する彼、タクミさんは確かに胡散臭そうな人でした。

 そしてとてもかっこいい!これも嘘じゃなかったです。


 「君も旅をする方だったか、私は冒険家のヴォルカンだ。よろしく頼む」

 右手を差し出し握手するお二人。かっこいい青年とかっこいいおじさんの握手です。絵になりますね。


 ――そうなんです。見た目が若いので全く気づけなかったのですが、40になるおじさんなのだそう。

   昨晩遅くまでカイト君に付き合っていたようで本人曰く、流石に無理できないね、とのこと。

   これから何が起こるかわからないのに心配です。


 「俺はレン、闘技会で観戦していたのを見かけていたのでな。そんな人物が早朝から城門前にいるので騎士に頼んで読んでもらった、というわけだ」

 「よろしく。決勝は良かった、僕の作った武器が役に立っているようで何よりだ」

 「なるほど、そういうことか。いきなり呼びつけたのにあっさりとここに来たのは」

 「ま、そういうことだね。カイト君にも会場で会っていたし君のご指名と聞いては是非にと。よろしく」


 今度はタクミさんの方からレンさんに右手を差し出し握手する二人。

 こちらはかっこいい青年同士絵になる、のはずですが怪しさが勝ります。


 「で、そちらが巫女さんとそのメイドさん、と。どうぞよろしく」

 順に握手をする私たち。なんか軽い方です。


 「お二人も言葉にできない素晴らしいものをお持ちのようだ。――うん、機会があったら君たちに合った装備も作ってあげよう」

 訂正です。軽いですが、見透かされているようにも思えます。


 「で、レン君、さっそくだけど君の扇を改良させてもらうよ」

 「今すぐできるのか?」

 「ああ、そのために準備はしてある」


 彼は懐から手のひら大の筒を取り出すとその上に扇をのせ机上に置き両手をかざします。

 すると筒から煙のようなものが現れ扇を包みます。

 淡く発光した後扇の色が黒と白の二色のものに変わります。


 「うん、思った通りだ、きっちり武器も成長している」

 彼が扇を手に取ると色が変わります。どうやら傾けると色が変わって見えるみたい。


 「はい、どうぞ」

 「いったい何をしたんだ?まるで別物だぞ」

 「当然だ、本当に君の手に渡るか、その君が使いこなせるか、まるで分らなかったからね。これが本来の姿」


 「素晴らしいね君、私の武器も作ってもらいたいものだ」

 「では機会があれば」


 ヴォルカンさんから見ても良い出来なのですね。一体何者――そうでした、[解析]っと。


 ――タクミさんは本名ですね。武器・防具師と冒険家。

 ――[チーム]があります。今仲間は3人いるんですね。

 あとは、


 「何かな巫女さん、っと失礼名前を聞いていなかったね、メイドさんも」

 「私はひなで、こっちがみうです」

 「改めてよろしくね。ではカイト君、陛下のもとへ案内してくれるかな?」


 「今日の用件はそれだったのか」

 「そうだよ、昨日呼び出しをされてね。どうやら急を要するご様子だったので朝日と共に来た、というわけだ」

 「ならこんなところにいていいのか?俺たちは預言者には邪魔な存在のようだが」

 「なるほど、ならここで先に君と会えたのはよかった。先に信用してもらえるからね」


 「タクミ君、君の話を合わせると陛下の様子が気になる。今すぐにでも見に行こうか」

 「そうだね。万が一の時の準備もできたし、行こうか」

 「わかった、俺達も準備しよう。カイトもいいか?」

 「はいっ、わかりました」


 皆さんの表情が硬くなります。これは戦い不可避かなぁ。


 ~・~・~・~・~


 ええっと、どういうことですか?

 私たち連行されてます、預言者さんのところに。


 お城の中もあわただしい様子、既に何か起こっているようです。



 「貴方達に陛下殺害の容疑がかかっています」

 

 え、もう遅かったんですか?それとも焦った?


 「幸いすぐに発見できたので現在は治療中ですが、予断を許さない状況です。そして」

 私たち5人を指して、

 「貴方達は昨日ここに戻ってから調理室に訪れただけでこちらに報告せず、そこにいる男を招き入れ、それを黙っていた」

 と預言者さんは他の城の兵たちに向けて演説します。


 「城門前にいたあなたも連れていかれたのですよね?タクミさん?」

 「まあ、そうですね。ちょうど彼のもとに渡った私の武器が粗末に扱われていないかを見たかったので」

 「そうですか。あなたはあくまで仲間ではない、ということですね?」

 「それはもう。[チーム]にも入っていませんし、何より私は陛下に会いに伺ったまで」


 え、裏切られたわけじゃないですよね?元が胡散臭いのでわからないです。


 「巫女とその使いは丁重にとらえろ、後の3人に容赦は要りません、特にレンさんには再調整を受けてもらいます」

 魔導師の部隊がこちらの5人を取り囲み兵が離れます。拘束魔術でも使われるのでしょうか。

 その前に再調整、ってなんですか?陛下ならご存じなのでしょうか。


 魔法陣らしきものが足元に現れます。これはピンチなのでは?

いつも読んでくださる方、本当にありがとうございます。

今日初めて読んでくださった方、いらっしゃいませ。

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