表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/28

11,遺跡[痕跡]

いよいよ最初の任務です

達成できたらみうの解放

レンさんなら何とかしてくれます

 「遺跡の解放に必要な条件は、遺跡の守護精霊を救い出すこと、だそうだ。魔物に捕らえられていたり、黒い霧が覆っていたり、その両方の場合も。今回は奴らが使った呪具に引き寄せられて起こったと考えられる」

 レンさんが説明してくれます。それも調べていたんですね。

 「が、どうもタイミングが良すぎる。城周辺の遺跡なら警備くらいしているだろうしその場合魔物や黒い霧がつくことはあまりない。それに騎士団の件もある。遺跡への案内は魔導師がするそうだが――」


 何か途中から思考モードに入っちゃってますね。その間にあんまり見れてない顔を見ていましょう。

 うん、思案してる顔、すごくかっこいい!ほんとは魔王だよ、とか言われても付いていくよね。

 まって、その前にレンさんは食べ物と住むところが確保できるからこの話に乗った、って言ってましたよね。

 ……もしかして私いらない?いやいや呪い系の浄化要員ではあるからこの任の間は一緒にいられるよね。

 って別にずっと一緒にいたいとかではなく、大体会ってまだ3日ですし、でも――


 「ひなさま、ひなさま」

 肩をとんとん、とされて戻ってきます。前にはこっちを向いているレンさん。

 「すまない、こちらも考え込んでいた。今回は遺跡で[移動][痕跡]が使えるかを試すのが目的だ。ひなは防御と回避を最優先で無理はするな」

 こちらがすみません、妄想の中でした。

 しっかりしないと!みうを解放するのでしょう?

 

 「ふっ」レンさんが少し笑います。

 「なな、なんですか?」

 「いや、コロコロと表情が変わって面白いな、と思って見ていた。かわいい奴だな」

 「なっ!なんなんですか、もう!!」

 絶対顔赤いです、もう!


 「ひなさま、今の服は探索には不向きですので着替えましょう。さあ、お部屋に」

 ナイスフォローみう!赤い顔を見られないように早くいきましょう。


 ~・~・~・~・~


 「レンさんそのコートどうしたんですか?」

 私とみうが戻るとレンさんが格闘戦をしなさそうな装いで立っていました。


 「ああ、お前たちがいない間に案内の者が来てな。戦闘用の装備を色々渡してくれたので使えるものを身につけておいた」

 まだここにあるぞ、と指さしてくれます。

 「このコートにも仕掛けをしてある。今のうちに試しておきたいからな」

 コートの中の服装は割と格闘戦をしそうな感じです。

 

 「コートは鎧替わりというところでしょうか。似合ってますね!」

 「当然だな。俺の好みで選んだんだ」

 やっぱり好みだったんじゃないですか。


 ――私も同じようなコートを選んで、っと。

 確かに着心地はとても良いです。

 レンさんの満足げな表情が少し恥ずかしい、、


 「では行こうか。よろしく頼む」

 「お気をつけて」

 レンさんが案内役の方に声をかけ、みうに見送られながら私たちは遺跡前に[移動]します。


  ~・~・~・~・~

 

 「では、私これで。お二方ともご武運を」

 「ああ、案内ありがとう」


 「これが憑かれた遺跡ですか。入口が黒くて中が見えないのですが」

 「そのようだな。まあ入ってみるしかないしな」

 「はいっ、がんばります」

 「まあそう気負うな。まずはテストからだ」


 そういってレンさんは私の背に手をかざします。コートへの[痕跡]ですね。

 「では行こうか」

 「はいっ!」


 二人で入ったのですが、さっそくテストのようです。

 「少しの間離れる。そこで立っていてくれ」

 「ええっ、ちょっと待って」

 いなくなりました。魔物とか来ないですよね?

 背中の方に気配が!待って待ってええっと。

 「ここは問題ないようだな。進むぞ」

 え、レンさん。数秒でしたねいなかったの。


 「なんだその視線は。[移動]と[痕跡]は中と外でも正常に使えた。階層が増えても問題はないと思うが次もやるぞ」

 そういえば今回の目的はそれでしたね。うっかりです。

 「もしや忘れていたな?まだ何が出てくるかわからないところでただ立たせていなくなるわけないだろ?」

 「そ、そうですよねぇ、ははは。……すみません」

 

 「心配するな。ひなは俺が守る。だから捜索のほうに集中してくれ」

 「ふぁ?ななな何言ってるんですか?さっきからおかしいです。……はっ、もしかして偽物?」

 私が距離を取り身構えると、「うつけが、みうを救うのだろう?」と頭を小突かれます。


 「へへへ、そうでした。それより今の、うつけってなんですか?」

 「ああいや、ふと言葉が出ただけだ。気にするな」

 「気になりますよ。なんなんですかぁ?」

 

 とまあ終始こんな感じで。出てくる魔物もレンさんが扇で薙ぎ払ったり突いたりして一撃で消えてくれるので何の問題もなし。

 途中で[移動]の確認を行う時もレンさんが辺りの安全を確保してから、なので問題なし。

 ……わたしもここの精霊さんがいるか、とか黒い霧の濃いところがあるか、とか探っています。

 決してただついてきてるだけではないのですよ!

 

 そんな調子で地下三階。なんだか冷たい感じがします。

 「レンさん、多分この階です。ここに「何か」がいます」

 「そうか。ではここの魔物の強さと[移動]を確認したら一度帰るとしよう」

 「私の方なら大丈夫です。今日倒しちゃいましょう!」

 「わかった。その「何か」との戦闘の前にはひなの歌で強化してから挑もう」

 「はい、わかりました」

 私、ようやくの本格的な出番ですね。



 「この先です。この先で嫌な感じがします。冷たい感じも強くなってますよね?」

 「そうだな。ではここで[痕跡]したら進むとしようか」

 「はいっ、戻ってきたら歌いますね」

 「いや、戻れない可能性もあるからな……歌ってくれるか?」

 

 壁に[痕跡]しながら指示をくれるレンさん。

 私はここまで力を使っていないのだからたくさん使っちゃいましょう!

 身体能力各々上昇、異常状態全般耐性、あとは――


 「力は使いすぎるな。この先にいるのがここの精霊なら黒い霧を祓う必要がある」

 「了解です」

 「自分を守る分は残しておけ。何があるかわからんからな」

 「はいっ、私はレンさんも守りますよ!私だけ無事なんてなしですから」


 「ああ、わかった。では行くか」

 「はいっ!」

 何か違和感があるのですが今はいいです。勝てないようには感じませんしね。

道中敵は弱すぎるのでカットです

ボスとの戦いはありますので


毎日見てくれる方、本日はじめましての方

ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ