後始末に追われて
さて。
戦いが終わると、俺達冒険者連合軍 (仮) は後始末に追われていた。
まず、負傷者の治療。
でも、わざわざナース服着て手当てすっか?
次にウーツ軍団の逮捕。
だけどミニスカポリスになって逮捕するか?
んで、死者の供養。
何故か僧の恰好してお経を唱えてる。
とまあ、やることは山のようにあったが。
冒険者達は黙々(もくもく)とこなしている。
しかし、わざわざコスチュームをそれに応じた格好になる必要はない気がするが……。
揃いも揃って形から入るタイプなのか?
……まあ、そのことはともかく。
俺達四人は音尾を保護できたのです。
「うえーん! 佳君、怖かったよ~~~~!」
「よしよし」
救出された音尾は佳君に泣きつき。
佳君はそれを優しく宥める。
その姿は、まるで母親が……。泣きじゃくる子供をあやすようだった。
佳君の女子力すげぇ!?
「うえーーん! うわーーん!」
しかし音尾はまだ泣いている。
音尾は戦いが始まる前から泣いていたが。
よくもまあ何時間も全力で泣き続けらるもんだ。
音尾の涙腺はどうなっているんだ!?
現実世界にいたころから音尾が泣き虫だったのは知ってたが。
まさかここまで泣き虫だったとは……。
まあ、そのことはともかく。
俺達は全員集合という悲願を達成したのだ。
終わってみれば、バラバラになったお陰で、仲間の大切さを再確認した気がする。
……なにはともあれ。
俺達は再会を喜んだのだった。




