決着ついて
「そんな!」
「バカな!?」
「ウーツ様ぁ……」
一方、負けたウーツ軍団は悲しむ者、敗北を嘆く者、ショックで思考回路がショートする者などなどがいたが。
事態の理不尽さに悲憤慷慨し。
悔し涙に暮れた後、頭を抱え、すっかり無気力感に陥ったのであった。
「これでウーツ軍団も終わりだ。斬りな」
中には脱力感からか、チャウチャウ風パーマの美少女侍の冒険者に、自らを斬るように頼む者もいたが。
「無益な殺生はうけぬ」
の同情で救われる。
◇
「あぁ!? ああああああああああっ!」
そして今更ながらクーリクもウーツが倒さたことに気づく。
その顔は青ざめており。顔面蒼白とはこのことか、といわんばかりのもの。
「ウーツは倒されたぞ! まだ戦うか?」
ルネはクーリクに咎めるとが様な視線を投げる。
「ウーツ様が居ないと俺は駄目なんだよ。参った! 降参、降参! もう許して!!」
ウーツが負けたことを知ると、戦意喪失。
武器を捨て、蹲って頭抱えると、泣きじゃくりながら負けを認めるが。
普段は強気なくせに、後ろ盾がなければタダの小心者。
恐らくクーリクの本質は傲慢で横暴な態度を取っているが、根は小心者なのだろう。
情け無い男である。
「情けなっ!」
クーリクのこの一面に、ルネは呆れ顔。
本当に情け無い。
また、外見の格好良さが情け無さに拍車が掛けていた。
正直ダサいですね。
「ぷすすっ」
一方、クーリクのあまりに情けない敗北に、デュークはアストレアみたいに笑っていた。
…………。
まあ、何はともあれ。
冒険者連合軍 (仮) は勝ったのです。
佳の活躍によって。
このお話の主人公はルネなんですけどね……。




