諸悪の根源
戦いの勝敗が決し、ルネ達が再会を喜ぶ一方。
シャンハイでは……。
「やめろーーーー! お終いだーーーー!」
「終わりだーーーー!」
ぽっちゃり美少女の冒険者とスレンダー美少女の冒険者 (ただし、どちらも声は男) が、戦いの終わったことを告げる。
「おい! なんでこうなるんだ。話し合いで納得しあったじゃないか」
ウーツ兵の一人に、ぽっちゃりした方の冒険者が問い詰める。
「そっちの誰かがぶっ殺すと言ったからだ!」
ウーツ兵は怒りながらそう言い放つ。
「なんだって!? 言ったのはそっちだろ」
このことで、お互いに勘違いしてたことにようやく気づいた。
「あの……実は……」
そんな中、テーブルの下に隠れてた魚屋が包丁片手に、申し訳なさそうに出てくる。
両軍は一斉に魚屋に視線を向ける。
「お魚咥えたドラ猫に、ぶっ殺すって言っちゃって……」
「「「「!?」」」」
事実を語る魚屋。
この事実に、両軍はたいそう驚いた。
「「「「おう! オマエか!!」」」」
そして、全員でドスのきいた声でそう言うと。魚屋を睨みつけながらジリジリと攻め寄って行く。
「別にその……。悪気があった訳じゃぁ……」
睨みつけられた魚屋はビビりながら、持っていた包丁を投げ捨て、謝った。
しかし、誰一人として許してくれそうになさそう。
「簡便してーーーー!!」
許してもらえないと悟った魚屋は全力で逃げ出す。
「「「「許すかーーーー!!」」」」
そして冒険者とウーツ兵が追う。
かくして、魚屋は大勢に追っかけられる羽目にあうのであった……。
ちょっとかわいそうですね。




