佳よ、ウーツを倒せ!!
「どうしよー! どうしよう!?」
クラミーが倒されて、佳は大パニック。
あんまりアタフタするもんだから、ゴーゴーでも踊ってるみたいだ。
「落ち着いて佳君! クラミー君は死んでないよ!!」
「はっ!!」
曹操の一喝で佳は正気に戻った。
「よそ見してる場合か」
いつの間にかウーツは曹操に大接近。
ナイフで曹操の右肩に深く突き刺す。
「グアアアアーッ!!」
「「「「曹操様ぁ!?」」」」
ダメージは大きく、致命傷なのは疑いようがない。
その光景に生き残った曹操親衛隊の皆さんは悲鳴を上げる。
「ただではやられない!」
曹操は最後の力を振り絞って、ウーツに愛刀の中国刀を斬りつける。
「ヴヌッ!」
その攻撃はウーツに直撃。
しかし、曹操は最後の一撃を繰り出すと、その場に倒れ込む。
「まずい!」
曹操はウーツにやられると思ったが。何故か攻撃してこなかった。
絶好のチャンスにもかかわらず。
それには理由が。
その理由は……。
「グッ……グァァ!」
そう。曹操の最後の一撃はクリティカルヒットしていたのだ。
ウーツはその痛みに耐えられないで苦しんでいたのです。
「ちょっと借りるね」
結果、今度は佳にチャンスが転がり込んでくる。
佳は殺された人の持っていた中国剣を拝借。
「トドメを刺してやる!」
佳は相手を殺す気構え。
いつになくやる気。それは普段はおっとりしてる佳からは想像もできない程に。
刀身を発光させて、剣を右斜め上に振り上げる。
「銀河大〇王斬り!!」
そしてウーツ目掛けて勢いよく右斜め下に斬りつける。
「ギャアアアアアアッ!!」
佳の攻撃は直撃した。
◇
「超装光ギ〇ガイオーか!!」
「おわっ!?」
戦闘の最中、俺がいきなり大声を上げたもんだから、クーリクは心臓が飛び出しそうになっている。
「どうしたんだよルネ。急に意味不明なこと言って」
「分からん」
「はぁ? なんなんだよ、それ」
「分からんが、急にツッコミを入れたくなった」
「なんじゃそりゃ」
俺のこの言葉にデュークは意外に思って驚いているようだった。
なお、言ってる俺にもよく分からんかった。
そんなんだから俺もデュークも疑問顔で見つめ合ってた。
『戦闘中にこんな呑気な会話をしてていいのか?』って思われるかもしれんが。
クーリクは心臓バクンバクンで、まともに動けそうにないので、案外だいじょうぶだったりする。
しかし、ことの原因が佳だとは、ルネは知る由もなかったが……。




