ウーツとの直接対決に突入
「厄介な冒険者がやってきたか。俺はあの四人をぶっ殺してくる。クーリク、お前は音尾ちゃんを死守するのだ!」
「ハハァ!」
ウーツはサブリーダーと思われる男に音尾を渡すと。遂に自ら戦いに出る。
「テメェらに俺のフィアンセは渡せねえ!!」
ウーツは威圧感たっぷりに威嚇。
凄い迫力だ。
「ケッ! 悪者のくせに主人公みたいな臭いセリフ言いやがるぜ!」
クラミーの言ったことはもっともだが。
少々メタ発言でる。
「俺とデュークは音尾の救出をするから。佳君とクラミーはウーツの足止めを頼む!」
「分かった!」
「足止めと言わず、打ち取ってやるよ!」
なんやかんやで俺達は役割分担することに。
「音尾を返してもらうぜ!」
「そうだ!」
主役らしく、俺とデュークはビシッと決めゼリフを言った。
「そんなことはできん! 俺はウーツ様にこの女を死守せよと命令を受けているのだ!」
と、ベタベタな売り言葉に買い言葉を繰り広げる。
◇
「うぉりゃぁぁぁ!!」
「はああああああっ!」
一方、佳君とクラミーはウーツと激しい戦闘を繰り広げていた。
「食らえ! 三刀流奥義・暴れ切り!」
クラミーは奥義とか大それたこと言うが。
実際にはムチャクチャに三つの武器を振り回してるだけだ。
「フン!」
「ふんぎゃああああああ!?」
そんなんだからウーツに手痛い反撃を許してしまう。
「クソッ! 今のでHPを半分以上削られた!」
クラミーは削られたHPを回復させるために体力回復ポーションを飲もうとするが……。
「イリ〇ス魔人族はしぶといのだ!」
飲む際にヤバい決めゼリフを言ってしまう。
しかし、クラミーのHPは回復した。
「今度は負けんぞ!」
そう言って、またウーツに立ち向かうが。
「ぶっへぇ!?」
またしても攻撃を避けられて、ボディにパンチを食らってしまう。
ほんに学習能力のないやっちゃで……。
◇
「クッ! 強い!」
「流石にサブリーダーだけのことはあるな」
此方も苦戦を強いられていた。
ウーツ軍団のサブリーダーは大槍を振り回して俺達を苦しめる。
しかし強い。
その上に見た目もかっこいい。
炎のように逆立った灰色の髪。
キリッとした目付きのジョニー・キューバ似の男前な顔の輪郭。
ムキムキの肉体はウーツ程ではないが、大きかった。
身長は百九十センチぐらいかな。
また、白銀の鎧を装備しているので勇ましい。
この男、悔しいけど、マジでかっこいいよ。
……見た目のことはともかく。
頑丈な鎧のせいで、俺とデュークの攻撃は弾かれてしまう。
どう戦えばいいんだ!?




