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男がゲームで女性キャラクター使ったって、いいじゃねぇか!  作者: 黄金の右脚
キャラと名前のイメージは大切だ。新しい名前を考えよう!
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名前と容姿


 街の屋台街やたいがいで一緒に食事をとる流れになったが。

 たぶん、佳君よしくんはなんとなく勢いで委員長を食事に誘ったんだろう。

 が、今の時間帯は丁度お昼時。昼飯にはバッチリのタイミングだった。

 で、俺達はラーメン屋の屋台に四人で座り、注文した料理を待ってるとこ。

「はい! 中華そば四つお待ち」

 屋台の主人が料理を運んでくる。

 なお、メニューは委員長の希望で中華そばになった。


「しかし、委員長。強かったですねぇ」

 食事しながら俺達は委員長と話をする。

「そうですか?」

「あの凶暴なレッサーアライグマを一撃で沈めるなんてスゲーぜ」

「いやいや、私なんてまだまだですよ」

 委員長は佳君とマサの言ったことに謙遜しているが。委員長はマジで強い。

「それにレベルだって、まだ14だし」

「スゲーェ!?」

「僕達なんて、まだレベルが5なのに」

 なお、俺達のレベルは毒イノシシを倒した時に一気に上がっただけ。なので、委員長の凄さが良く分かる。

「もっともっと強くならないとね」

 委員長のこころざしは高かった。

 お気楽で、行き当りばったりの俺達とは大違い。

 やっぱ、できる男は違うな。


「しかし、皆さんのその姿は……」

「ん? これか?」

 俺達の外見が気になったのか。委員長はその事を尋ねる。

「いいだろぉ。アッハァ~ン♪」

 マサはあからさまにセクシーポーズを取って、委員長をおちょくった。

「悔しくない! 全然悔しくない!!」

 などと委員長は口ではそう言ってますが。

 歯を食いしばりながら顔真っ赤にして、目にくじら立ててたので、相当羨ましいのだろう。

 委員長、アンタも男だね。


「しかし、委員長は何でアバターの姿を現実世界と同じにしたの?」

 なお、現実世界の住人がアバターを自分そっくりに作るヤツは大きく二つに分けることができる。

 まず一つは、自分の容姿が気に入っている (または自分の容姿に自信がある) からそっくりにしたというパターン。

 もう一つは、考え無しに (あるいはその場の勢いで) 自分そっくりに作ってしまうパターン。

 はたして委員長はどっちだろうか?


「実はアバターのデザインが上手くできなかったので、思い付きで自分の写真をスキャンしてアバターを作ったんですよ」

 後者だった。


「頭いいのに、考え方が残念だな」

 マサが委員長のほっぺをちょんちょんと突きながらからかう。

「ほっといてくれ!」

 これには委員長もちょっとムスッとする。


「なんなら外観再決定ポー〇ョンとかで美少女キャラになったらどうだ?」

「マサ、この世界は〇グ・ホライズ〇の世界じゃないんだぞ」

「だからって、無いと決まったわけじゃねぇだろ!」

「そりゃあそうだが……」

「だから、外観再決定ポー〇ョンとかバル〇エキスとかあると思うんだ」

「前者はともかく、後者は何に使う気だ!?」

 などと、俺とマサがどうでもいい話題で話が深まっていると……。


「外見なら、アイテムに頼らなくても変えられるよ!」

 佳君は机をバンと叩き、いきなり立ち上がりる。

「へっ?」

 俺は何事かと、佳君の顔を見てみると……。


「おわっ!?」

 なんと、カントリースタイルだった佳君のツインテールが、ラビットスタイルに変わっていた。

 しかし、これは……。


「髪型いじっただけだ!」

 マサがツッコミを入れた通り。ただ髪型をいじっただけだ。

 正直、これで別のキャラクターになったかと言われると微妙なところ。

功君いさおくん、どう?」

「どうと言われてもなぁ……」

 自慢気な顔で訪ねられても困る。

 どう言っていいものか言葉に詰まった。


「しかし……」

 しかしながら、佳君の案は面白いアイデアだと思った。

 俺も髪をいじってみたくなって、髪を右側に寄せて結んでみて、髪型を変えてみた。

 確かサイドテールとか言うんだっけ?


「うーん。悪くないな」

 音尾おとおの手鏡で自分を見てみるが。中々いい感じだ。

 手前味噌てまえみそになるが、ナイスセンス。

 音尾じゃないけど、自惚れてしまいそうだ。


「二人だけで楽しんでズルいぜ」

 俺と佳君が髪型をいじって楽しむ一方。比較的髪が短いマサは、髪型をあまりいじれないので少々不満顔。

「あ~~、俺も長髪にすれば良かったなぁ」

 挙げ句の果てにこんなことを言い出す有り様。

「マサ君、自分の姿に不満があるの?」

「全然」

 にもかかわらず、佳君の問い掛けに不満がないと即答する。

 どっちなの?

 

「委員長は俺の新しい髪型どう思う?」

 暴走気味の佳君とマサをそっちのけで、俺が高めのテンションで自らのイメチェンがいいか委員長に聞くが……。


「それよりも。私のことは委員長ではなく『曹操そうそう』と呼んでくれないかな」

「なんでだ?」

 俺は委員長の言った言葉の意味が分からなかった。


「……あ! ハンドルネームか!」

「はい、その通りです」

 意味は佳君が気づいた通り、ハンドルネームだった。

「そんで曹操ってわけか」

「そういうことです」

 中国の歴史が好きな委員長らしく。ハンドルネームも中国の歴史上の偉人の名前をえらんでいた。

 但し委員長の外見は、曹操とは似ても似つかぬ姿だったが……。




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