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男がゲームで女性キャラクター使ったって、いいじゃねぇか!  作者: 黄金の右脚
仲間の情報収集ついでに色々とこの世界の事調べてみました
13/56

これがこの世界の街か


 さて、森を出た俺達は闇雲に歩き回って街を探す。

 運のいい事に、街は森から数百メートル程度しか離れてなかった。


「おわー! すげー壁だな」

 街には3メートルを超える高い壁。更に壁の上には有刺鉄線が張り巡らせてあり、まるで刑務所みたいなものだった。

 これではよじ登って街に入るのは無理。

 なので俺達は街の周囲をぐる~と歩いて入り口を探す事に。


「入り口があったぞ!」

 歩く事5分。マサが街の入り口を発見。

「番兵がいるぞ。どうすんの?」

 入り口には、シルクハットをかぶった、スーツ姿の番兵が1人立っている。

 変わった服装の番兵だが、これは無断で街に入れそうにない。

 そうかといって、出入り口はあそこにしかない。

「2人共、どうすればいい?」

「うーん……」

「そうだなぁ……」

 あれこれ考えるも、結局俺達は正面から街に入る事にした。


「止まれ!」

 俺達は街に入ろうとしたが、案の定街に入る前に番兵に止められる。

「お前達は何者だ?」

 番兵は、俺達の事を『ジローッ』と、疑いの目で見る。

「僕達は行方不明になった仲間を探すために街に用があるんです。街に入れてくれませんか?」

 佳君が事の事情を説明した。


「ということは、キミ達は冒険者か?」

「多分そんな感じです」

「なんだ。ならばそうだと先に言ってくれ」

「どうもすいません」

 俺達が冒険者だと分かるなり、番兵は疑う態度をやめた。

「今街ではちょっと揉め事でごたごたしてるんだ。だから『今はなるべく人を街に入れないように』と、姫様に申し付かっているんだ」

「あ~、それで」

「そんな訳で、取り締まりを厳しくしているんだ」

「そういう訳でしたか……」

 事情はいまいち分からなかったが。これで街に入れると、俺達は安心したが……。


「では【冒険者証明書】を見せてくれ」

「へ?」

 なんと、街に入るには【冒険者証明書】なるものが必要だと言う。

「そんなのあるか?」

「分らん」

 俺達三人は慌てて懐を漁る。

「財布みっけ♪」

 マサが懐から出した財布を掲げた。

「バカ! 今はそんな物より【冒険者証明書】を探せ!」

 俺はツッコミを入れつつ、必死に【冒険者証明書】を探した。

「ダメだ。ない……」

 体中探したけれど【冒険者証明書】はなかった。

 一気に絶望的な気持ちになってしまう。


「キミ達は冒険者ではないのか?」

「すいません。そうです」

 佳君はすまなそうに番兵に頭を下げる。

「なんとか街に入る方法ありませんか?」

 このままオメオメと帰る訳にもいかず、俺は番兵に頼み込む。


「一応、冒険者や商人意外の人でも入場料を払ってくれれば、街に入れますよ」

「ホントか!」

 絶望的な状況から一変。

 番兵の一言で希望が見えてきた。


「それで、いくら払えばいいんですか?」

「百マルクです」

 この世界のお金の単位だと思うが、聞いた事の無い通貨だ。

 だが、幸いな事に俺達の懐に入ってた財布に五千マルク入ってた。

「はい、百マルク」

「確かに」

 佳君が百マルク払って、「さぁ、街に入るぞー」 と、思ったが。


「そこの二人。支払がまだですよ!」

 俺とマサが呼び止められてしまった。

「なんだよ! 支払いはさっき済ませたぞ」

「そうだ、そうだ!」

 俺とマサは番兵に文句を言った。

 だけど番兵は……。


「入場料は一人百マルクです」

「あっ!」

「そう言う事か……」

 結局、俺とマサも百マルク払わされたものの、これでようやく街に入れる許可が下りた。

 かくして俺達は街に入るのであった。




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