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第六話 女性が恋をして綺麗になるのは女性ホルモンが関係しているらしい

ずいぶん感覚があいてしまったのに少々短めです、申し訳ございません。


そもそもこの作品の大筋を思いついたのは今年、続編?として発売したゲームをやって、その主人公の設定が使いやすい事に気づいたから、書き始めました。

ちなみに今回はそれに出てくるキャラ、香織理のテーマ曲を聴きながら書きました。個人的には一番好きなキャラでしたね。

曲といえば同じ時期に発売したバイオリニストのロックのゲームが好きですが、この作品に合わないので聞きながら書く事ができなくてがっかりです。

「コロス、コロス、ぜって~コロス。チリも残さずコロス!!」

俺様を殺したら色々な人に迷惑が・・・そんな一般論を口にしても、気にしないであろう怒りを内包した怒りで目の前の人は立っていた。

「どうしてこうなったかな~」そんなことを考えた


「その嫌がる声を、俺様が快楽の声に変えてやる」

そんなセリフと足をのぼって来る感触、迫り来る顔面に一瞬声が出なかったが、何とか振り絞る。

「テメ、やmeんん・・・・・」

・・・

・・・・・・

「・・・んんんのののおおおお!!」

怒りに任せた風は二人の距離を突き放した。

「今なんか軟らかい?」

くくくくくく、くち、くち、くち、くち!くち!!

「風??魔法???」

おおおおおお、おと、おと、おと、おと、おとこ、おとこ、おとこ!おとこ!!おとこが!!!

「ばかな、奴を縛ってる縄は魔封じの効果が」

おれのくち、おれのくち、おれのくち!おれのくち!!おれのくちに!!!

「な!、縄が切れてる!!」

ふれた!あたった!おしつけられた!なめられた!

「今まで一生懸命守ってきた俺のくちをおおおおお!!!」


生前?俺は早くに母が亡くなった為、父と二人で暮らしていた。

片親ながら、しっかりと俺の世話をしてくれた父は、良い親だったと思う。

だが二つ、二つだけ許せない事がある。

一つは高校の頃、俺は容姿のせいで、異性からイジメにあっていた。

が、同性はそんな俺をかばってくれはしたが、そのせいで異性からは完全に嫌われ、イジメはエスカレートしていった。

どんどん大きくなったイジメは父に隠し切れなくなり、最終的に共学の高校から転校させられた事が許せなかった。

転校数日はまだ問題にならないレベルだった。

学校のみんなは俺に対して良くしてくれた。

教科書を見せてくれたり、消しゴムを忘れたらくれたり、学食で席を譲ってくれたり、通勤電車で痴漢から助けてくれたり、食事を奢ってくれたり。

が、みんなの気持ちは、いつしか友情から飛び出て、愛情に変っていった。

もちろん俺には同性愛者でないので拒絶したが、力ずくで手に入れようとする者たちが現れ、そんな者たちを、千切っては投げ、千切っては投げ。

学校一などと呼ばれていたのも倒したせいか、他校からの人たちも挑戦してきた。

挑で来る人たちの決まり文句は「勝ったら付き合ってください」である。

いつしか周辺の高校を制覇し乙女番長と呼ばれていた。


そうやって守ってきた俺のファーストキスをコイツは!!!

「ゆるせない、ゆるせない、ゆるせるものか!!」

「それにさっき触った軟らかい感触・・・、まさか!!」

もう一つ父の許せない事

「お前。その容姿で男か??!!!」

あなたの遺伝子、男性ホルモンが極端に弱すぎです。

※捕捉 最初のタイトルコールは陛下がしています。


「一人称が俺なのになんで女だと思ったの?」

いや、わざとそう思わせるように書いてたんですけどね。気づいた人どれくらいいたかな?

女装主人公はある意味書きやすいです。

主人公は最終的に強い感じ、チートになったりしますが、強すぎるキャラは嫌われます。

なので色々、弱点や暗い過去などを持たせて±0にしたりしますが、女装主人公は存在自体が-ステータスです。

一見して、容姿がいいとか+のステータスですが、男として認められないなど、-方向のステータスになるので、一見すると最強の主人公とかになっても問題なくなります。

さて、次回あたりで最終話の予定です。

といっても、長すぎる、区切りが悪い、などで半分になったりする可能性も否定できません。

忙しいながらも、いや忙しいからこそ?全く別な話の設定が浮かんで、いくつかメモしてたのでそっちも書きたいな~。でも、原作が進んでないのよね・・・。

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