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~満開のお花見~

暖かい日が多くなり、桜が満開になりました。

今回は、城常院家のお花見の様子をご覧ください。

3月になりました。今年は例年よりも早く桜が開花し、まだ春休み前だというのにお花見日和になりました。

そして春休み前の日曜日、私たち城常院家はお花見に行くことになりました。私たちのお花見は少し変わっていて、わざわざ混んでいる場所に行ったりはしません。お父様が経営している会社の幾つかは、近くに桜が綺麗に見えるスポットがあります。ですので、ビルの展望室から満開の桜を見下ろしながら昼食を食べるのです。更に、その昼食さえも会社の社員食堂で購入できます。社員食堂は、社員は勿論、経営者、株主、更にそのいずれか1つにでも該当する者の6親等以内の近親者も紹介があれば利用できます。

そうして、私たちは赤い敷物が敷かれ、お花見仕様となった展望室から桜を見ました。節度のない野蛮な方々見なくて済み、落ち着いて過ごせるのは良いのですが、何かもの足りません。

私は「桜の木の下に行きたい」とお父様に言いました。お父様は、二人の護衛(SP)を連れて私とお兄様を桜が綺麗な公園に連れていってくれました。

その公園には珍しい遊具がありました。私は今まで、公園の遊具なんて「滑り台」「シーソー」「ジャングルジム」「ブランコ」「お砂場」位だと思っていました。しかしこの公園には、「ターザンみたいに高い位置からロープに掴まりながら滑走する」遊具や、「ボールの形をしたジャングルジム」「ぐらぐら揺れる丸太が横向きに何本も連なり、その丸太の上を慎重に歩く遊具」「大きな網でできたピラミッド型のアスレチック」「とても高い位置にある二つの金属製の電車のつり革みたいな遊具」「平行に置かれた二つの鉄棒」等、初めて見る遊具が沢山ありました。私はつい気持ちが高揚してしまい、全ての遊具を遊びました。「金属製のつり革」と「二本の鉄棒」は遊び方がよくわからなかったのですが、何となくぶら下がったりしました。お父様はそんな私の姿をカメラで撮っていました。手が届かない所には、お兄様に持ち上げてもらい、何とか全ての遊具を試しました。最後に、お父様に桜並木を歩く姿を撮ってもらいました。家族写真は来る途中に「前撮り」していたのでちゃんと確保してあります。


後で思った事なのですが、いつの間にか私は着物姿で公園のアスレチックを制覇できていました。好奇心から気持ちが高揚していたとはいえ、その場所にお母様が居たら必ず「お着物ではしゃいではいけません!」と言われるのですが、お父様とお兄様はとても寛容です。お父様曰く、「着物が汚れたらクリーニングに出せば良い」そうです。私もそう思います。汚れても良いように「前撮り」をしているのです。お母様は、私が汚れていると、自分のお人形が汚れているように感じるのだそうです。私にはまだ解らない理由ですが、お母様を怒らせると面倒なので、汚さないように気を付けます。今回はお兄様がサポートしてくれたので汚れずに済みました。

そうして、楽しいお花見が終わりました。

今年は満開の期間が長く、春休み中桜が咲いていました。大雨が降ることもなく、平穏な春が訪れたのです。まさに、ヴィヴァルディ―の「四季」の第一楽章「春」のような気候です。あの曲を聴くと、少し食欲が出てくる事があります。ナポリタンが食べたいな~♪ という感じに。

それでは今回はこの辺りで失礼します。

ごきげんよう♪

とても綺麗な桜でした。アスレチックも楽しかったです。お家に帰ってからは、お父様に写真をプリントアウトしてもらいました。お父様は意外と写真が上手で、私の表情がよく映っていました。これからも応援よろしくお願いいたします。


作者より、

今回は、お花見の様子をテーマにしてみました。

次回から、初等科3年生の物語になるので、お楽しみ下さい。それではごきげんよう♪

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