~社会科見学で『横浜』へ~
2年生になり、新しく知り合った新1年生とも仲良くなり、とても楽しい日々を過ごしています。
そんな中、今日は社会科見学の日です。
今回の私たちは神奈川県の『横浜』にある工場を見学しに行きます。
今回はその様子をご覧下さい。
今日は、社会科見学の日です。帝鸞学園では普通授業の他に社会科見学にも力を入れており、初等科の低学年のうちから様々な工場や官公署等を見学しに行くのです。
今回、私たち2年生が見学するのは、神奈川県横浜市に在る製鉄所や食品工場です。
もちろん私は遠足気分でした。普段は国語の時間は漢字や音読ばかり、算数の時間はドリルや算数セットを積み木のようにして組み立てたりする程度なので退屈です。体育もあまり得意ではなく、なにより着替えるときにぽっこりした幼児体型のお腹を見られるのが恥ずかしいのです。
それに対して社会科見学は、今までに見たこともない世界を見ることができ、産業の力強さを知ることができる重要な体験です。実際に工場や現場で働く人たちは、私たちの富を生産してくれて、多くの人間の生活を安定させることに関わっているのです。彼らがいなければ、城常院家やその他の資本家達の繁栄はあまり大きくなかったのだと思うと、産業の力は私たちの大切な財産の一つだと思いました。
私たちは最初に製鉄所を見学しました。まだ朝の時間帯で道が混んでいた影響もあり、学園からバスで小一時間掛かりました。一時間以上座席に座っていたので、座席が固かった事もあり、おしりが痛くなりました。
製鉄所の入り口に着くと、その製鉄所の所長さんが私たちに挨拶をしてくれました。その方は大谷さんといい、少し恰幅のよい初老の男性です。私たちはその所長さんに案内されて製鉄所を見学しました。印象に残っている事は、オレンジ色に輝く焔がとても綺麗だった事です。工場で働いている人の多くは、口の回りに髭を生やしている方が多かったのは、幼心に少し怖かったのも覚えています。中には、腕などに包帯を巻いて働いている方もいて、かなり大変な仕事なのだと学びました。
そして次に、チーズを作っている食品工場を見学しました。全身真っ白の作業服の工場長さんが私たちを案内してくれました。その方は、中野さんといい、やせ形の中年男性です。黒渕のメガネを掛けていて、手にはタブレット端末を持っています。おそらく、あのタブレットで工場内の様々な部署に指示を出しているのだと思われます。そして私たちを案内してくれました。真っ白な服を着た作業員の方たちが、ベルトコンベアの前で品質に問題がないか確認していました。少し歩いただけですぐに疲れてしまう私にとっては、作業員の方たちは長時間立っていて大変そうでした。でも、食品工場だけあって、先程のように髭を生やしている方はいませんでした。ここの工場で作られている〇印のチーズは、私もよく食べているので、なんだか安心しました。所長さんから「チーズには『プロセスチーズ』と『ナチュラルチーズ』があるんです。ここの工場では主に『ナチュラルチーズ』を作っています。」と言われた事がとても印象的でした。『ナチュラルチーズ』は臭みが無く、女性やお子様でも食べやすいのが特徴なのだそうです。海賊映画に出てくるようなカラフルなチーズや、アニメに出てくるような穴の空いたチーズは『プロセスチーズ』なのだそうです。
こうして、私たちの工場見学は終わりました。最後に、横浜の港が一望できるとあるビルの展望室に登り、そこでお弁当を食べました。私のお弁当はコックの藤田さんが作ってくれました。卵焼きはふわふわで、タコさんウィンナーもあり、ご飯はケチャップライスで薄いたまごの生地が載っていました。さくらんぼとりんごもあり、女の子のお弁当らしい可愛い内容でした。藤田さんには保育園に通うの女の子がいて、日頃からお弁当を作っているので、こんなに可愛くできるのだそうです。藤田さんは30歳くらいの女性で、以前も他の家でコックとして働いていたそうですが、娘を妊娠したときにその家での仕事を辞めたそうです。そして娘を保育園に預けながら、城常院家のコックとして3年前から働いています。藤田さんの前は、男性のシェフがいましたが、彼は今、独立して自分のレストランを出しています。私たち城常院家は、たまにそのレストランを訪れたりしています。もちろんとても美味しくて繁盛しています。
ビルの展望室からは横浜港が一望でき、港にはキリンのような巨大なクレーンがコンテナ船からコンテナを下ろしたり、逆にコンテナ船にコンテナを載せたりしていました。タンカーという甲板に半分ほどめり込んだ3つの丸いタンクを積んだ船が行き交ったり、豪華な客船が港を出港したりしました。横浜港は、明治時代に栄えてから現在に至るまで、首都圏の窓口として貿易の要となっています。その様子を初めて見学でき、産業の力強さを目の前で見ることができました。
その後、学園に戻り、班活動で社会科見学の感想をまとめました。
こうして、今日の社会科見学は終了しました。
いつもより多く歩いたので、足が疲れました。しかし、今日はいい見学ができてとても幸せでした。
それではごきげんよう♪
疲れてしまいましたが、とても楽しい一日でした。扁平足の私は、歩くとすぐに疲れてしまうので大変なのです。他の子もけっこう扁平足の子が多く、疲れてしまう子ばかりでした。
今後も様々な体験がありますのでお楽しみ下さい♪
作者より、
今回は『社会科見学』をテーマに学園生活を表現しました。どのような名門学園でも、実際に物を生産している工場を見学することで、将来的に労働者への待遇を改善する手掛かりにする目的もあります。働いている人々の声を直接聴く事の少ない上流階級や都市部中流階級の子にとっては、とても貴重で記憶に残る体験だと思います。その意味で『社会科見学』をテーマとした話題を執筆いたしました。
次回もお楽しみ下さい。それではごきげんよう♪




