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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
5章:当然と構造の寓話
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【予言の書】

【予言の書】


 今日はこれを持ってきたんだよ。

 予言の書って呼んでるんだが……

 その名の通り、なんと未来を予想できるのさ。


 ――信用できないって?

 いやいや、大丈夫。

 本当さ。

 信用してくれ良い。

 なにせ、ちゃんと予言する理屈が説明できるからね。


 なんとこの魔剣はね、過去を整理してくれるのさ。

 あれだよ。

 お客さんが経験則って呼んでるやつさ。

 つまり、使っていくほど整理できる。

 経験則が正確になる。

 これはそういう魔検さ。

 ほら、すごく便利だろう?


 ――それじゃ予言の書じゃなくて、経験の書じゃないかって?

 うーん……

 実はね、その名前で売ろうとしたら売れなかったんだよ。

 だから、名前を変えてみたんだ。

 経験則の書、より予言の書、の方が欲しくなるだろ?

 いや、ほんとにそれだけさ。


 で、買うかい?

 今なら買えるけど、明日はどうか分からないよ。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 過去を整理することは、経験を得ることである。

 経験を得ることは、経験則を得ることである。

 しかし順番が変われば、結末は変わるものだ。

 二人で先着を競った時に、どちらかが手に取れないように。

 未来を知りたがるものほど、過去を都合よく受け取るものだ。

 過去は、何も変わらない。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


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