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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
5章:当然と構造の寓話
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【名前のない基礎】

【名前のない基礎】


 お客さん、良いところに来た。

 実は凄い魔剣を仕入れたんだ。

 飛び切りさ。

 ほら、これだよ。

 この魔剣、なんと自分の才能を組み替えるのさ。


 ――よくわからない?

 足が遅くなる代わりに力が強くなるとか、そういう話さ。

 どうだい、これは便利だろ?

 勿論、元に戻すのだってお手の物さ。


 ――神様に怒られるんじゃないかって?

 そんなことないよ。

 ほら、よく言うじゃないか。

 才能の配分は偶然だ、てね。

 偶然の結果が動いても、神様は気にしないさ。

 そう言って笑う商人に、しかし客は笑っていた。


 ――でも、生きるだけなら特別は要らないんじゃないか?


 その言葉に、商人は売り文句を続ける事ができなかった。

 要するに、今は良い世の中という話である。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 持ち主の才能を切り分ける、と伝わる魔剣。

 傷がある魂は、自傷を避ける。

 しかし、傷がない魂は自傷を求める。

 この魔剣、魅力的にも危険にも映るそうだ。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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