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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
4章:崩壊と再生の寓話
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【見つからない永久機関】

【見つからない永久機関】


 人は、心の底から何かを吐き出すらしい。


 ある人は、それを怒りなのだと叫んだ。

 ある人は、それを愛なのだと叫んだ。

 ある人は、それを恐怖なのだと叫んだ。

 ある人は、それを知性なのだと叫んだ。


 まあ、実のところ呼び名は重要ではない。

 重要なのは、叫んだ何かが枯渇するかどうかだった。


 人は常に、枯渇しないエネルギーを探していた。

 そしてそれを、永久機関であると名付けたそうだ。

 永久機関は、今のところ見つかっていないらしい。


 そして人は、枯渇しない知性を見つけたらしい。

 あるいは、消耗しない恐怖とも呼べるし。

 信じられないが、尽きない愛かもしれず。

 もしかすると、燃え続ける怒りなのかもしれない。


 まあ、やはり呼び方は重要ではない。

 なんでも、人はそれを作ったのかもしれないそうだ。

 なんにしても、壊れるものは永久ではないのだろう。

 自分たちのことを、永久機関と呼ばないように。


 そして。

 人は、誰かに期待して手を放す。

 そして、よくある話だが。

 言う側と聞く側の考えは、大体違っているものだ。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 無限のエネルギーを生み出す……と伝わる機械仕掛けの駆動装置。

 尽きない燃料をくべることで動くらしいのだが、

 動いているのを見た事がないそうだ。

 燃料とは、気付かない間はなくならない。

 大抵は、そういうものらしいが。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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