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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
4章:崩壊と再生の寓話
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【傲慢なる讃美歌】

【傲慢なる讃美歌】


 とある場所で、一つの論争があった。

 片方の言い分は、こうだ。

 ――魔剣は便利である。だからこそ、きちんと管理するべきなのだ。


 もう片方の言い分は、こうだ。

 ――魔剣を使えば、人は堕落する。魂は美しくあるべきなのだ。


 それぞれの言い分には、それぞれの味方が付いている。

 やいのやいのと言葉を変えて言い合って、

 既に、かれこれ3日らしい。


 お互いにかなり白熱しているらしく、言葉も短く激しくなっていく。

 ――正しく使えば進歩できる!

 ――使った時点で堕落する!


 それを眺めていた商人は、呆れながらこう思った。

 ――どっちも同じだろ、と。


 魔剣を使っているのは、人間で。

 堕落するのも、また人間だ。

 とりあえずどっちが勝っても商売には関係が無さそうだな、と。

 そんなことを考えながら、商人はその場を後にした。

 結論には、あまり興味が持てなかった。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 人の知恵を集めるとも、人の堕落を加速させるとも伝わる魔剣。

 どちらの伝承が正しいのかは分からないが、

 商人はこの魔剣に「使い過ぎはよくない」とだけ警句を添えている。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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