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【減らなくなった力】
【減らなくなった力】
ある時、学者は天才的な発見をしてしまった。
なんと、怒りが力であることに気が付いてしまったのだ。
学者は、己の気付きに戦慄した。
これは、ある種の永久機関である。
――今すぐ学会に発表するべきではないか?
しかし、少しだけ冷静になってこうも思う。
――いやまて、危険なのではないか?
学者は恐ろしいエネルギーの扱いをどうするか悩みぬき、
考えに考えた末に、世間に発表した。
無限のエネルギーを得た世界は、少しだけ騒がしくなった。
学者は世界が壊れなかったことに安堵したが、
こんなものなのか、と少しだけ不満だった。
とはいえ、これは学者も悪かった。
後に別の学者には「あなたが発表したのは怒りではない」と怒られた。
不純物が多いと、煙も多いのだ。
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とある学者が作り出した、無限のエネルギー……だと伝わる、文字の羅列。
読む事ができれば無限のエネルギーを取り出せるそうなのだが、
読む事ができる人間は読みたがらない。
なんでも、この文字を読むと疲れるそうだ。
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