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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
2章:高潔と支配の寓話
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【言霊の檻】

【言霊の檻】


 言霊の檻、なんて呼ばれてる魔剣があってね。

 勿論、昔々ある所に……なんてことは言わないよ。

 この書物がそうさ。


 この魔剣には、言葉の意味を封じているんだ。

 腹が膨れたら満足だ、って思うだろ?

 この魔剣に「満足だ」って書き記せば、満足を封じられるんだよ。


 要するに「腹が減る」代わりに、

 別のタイミングで「腹いっぱい」を取り出せるのさ。

 どうだい、便利だろ?


 ふーむ……この魔剣の凄さが伝わらんか。

 なら、こう言い換えてみようか?

 丁寧と書き記せば、感じていた面倒を封じる事ができる。

 真面目と書き記せば、ちょっとばかり面倒な気遣いを切り分ける。


 さあ、これで欲しくならないかい?

 今なら安くしておくよ。

 勿論、使い過ぎには注意して欲しいけどね。

 意味ってのは、元の形には戻らないらしいからさ。

 腹いっぱいにはなったけど、満足感はなかったなんて聞くからね。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 言葉の意味を封じ込める、と商人が言っていた魔剣。

 しかし取り出そうとした時、

 言葉の意味が、元に戻らない……らしいそうだ。

 その言葉の意味が分からないが、便利そうには聞こえた。

 そう思えるのだから、問題はないのだろう。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


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