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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
2章:高潔と支配の寓話
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【減っていく言葉】

【減っていく言葉】


 この国には、様々なものがあった。

 富に名声、技術や知識、数々の魔剣すらもそこにあった。

 そして、それらを使った人々も。


 おおよそ考えられるあらゆるものがあったその国は、

 今ではとある物を追うことが流行していた。


 それは……言葉だ。


 その国では、かつて様々な言葉が生み出された。

 満足になる事を、太っていると呼んだ。

 一年のことを四季と呼んだ。

 余裕のことを遊びと言った時代もあれば、ゆとりと呼んだ時代もあった。


 そしてその国は。

 責任を負わない発言を、消費したがっていた。

 言葉は増えたが、意味は減った。


 しかし、まだ消費できる。

 少なくとも、今は誰も困っていなかった。

 言葉の裏は、独りで歩き出していない……筈なのだから。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 言葉を削る……と噂される魔剣。

 この魔剣の使い方は伝わっていないが、使えば言葉を削るらしい。

 削ったのは、本当に言葉だったのか。

 それはきっと、使い手でさえ分からない。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


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