表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
2章:高潔と支配の寓話
16/50

【試練の刃】

【試練の刃】


 人は皆、正しさを求めるそうだ。

 そして正しさとは、誤りを切り捨てることでもある。

 故に、あるとき学者は考えた。

 ――切れば切るほど、鋭くなる刃があれば良いのではないか?


 そうして作られたのが、この魔剣であるそうだ。

 なんでもこの魔剣は、薄くなり続ける知性の刃だとも伝わる魔剣である。


 魔剣は学者が望んだように、何かを切る度に薄くなり続けた。

 薄く、鋭く……そして脆く。


 この魔剣は天井知らずに切れ味を上げていくのだが、

 薄いということは壊れやすくなるということでもある。

 だからなのか、使い手は大抵刃を途中で壊してしまう。


 刃を研ぐのは己であるが、

 しかし刃の切れ味は常に己の外で試される。

 だからなのかこの魔剣、謳い文句とは違って切れ味が一定ではないらしい。

 何でも切れる筈なのに、切れ味が上がり続けている筈なのに。

 それでも、切れない時は切れない。

 そんな不思議な魔剣である



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 薄くなり続ける刃によって、

 あらゆるものを切る事ができる……と伝わる魔剣。

 実際には、あらゆるものを切る刃となる前に、壊れてしまうらしい。

 大体は、鈍器のような無神経さに壊されるのだとか。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ