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19章
天空の月をも越える世界には人体再生施術の技術があると聞いた。
私は今「ベヒーモス」と名乗る学者業をしている。
天体物理の関係上、起こるはずのない「黒い空」の研究をしている。昼間になり空が徐々に暗くなる現象の研究をしており、空を飛ぶ技術の研究に成果を上げていた。
どういうわけだかこの黒い空は遥か昔に造られた天空の城に原因があるのではと考えられ、私の論文が発表されて以降係わりがある。
天空機と呼ばれる空を飛ぶ機械の製作が進んで私一人くらいなら自由に飛べるくらいの技術に来ていた。
私ももう余程に長く生きたが今ほど期待せずにはいられない。黒い空の向こうにある天空の城に行けば失われた科学文明の名残があるかも知れないのだ。
そんなわけでテスト飛行してみた。
「ほんとに飛ぶんですか?」
[私は気が強くてね。ここまで技術が進歩すれば簡単に飛べる]
「違うんですよ。あなたのサイフの事情ですよ」
「余計だね、君も」
なんやかんやで飛ぶことになった。




