第13話 絶叫! (2)
「うん、美麗……。陛下と一緒に行って、妹たちを紹介してやるといい。それが陛下も喜ぶはずじゃ……。さぁ、ほらほら、美麗、陛下がお前と手をつなぎたくて仕方がないようだから、早く手を差し出すといいぞ、ほら、ほら……」
アイカは美麗に、健太はお前の実の父親なのだから心配はいらないと無言で優しく微笑みながら伝え。
ぼくが差し出した手を恥ずかしがらず、警戒せずに早く握るよう促した。
「は、はい、母上さま……」
美麗はアイカの言葉を聞き、ぼくの差し出した父の手を生まれて初めて握ってくれた。
美麗にとっても初めてのことだから、嬉しそうな表情を浮かべていたが、それはぼくにとっても同じで、自分の娘の小さくて柔らかい手を握るのは初めてだった。
だからぼくも感動し、歓喜し、心から嬉しくてたまらなかった。
「ア、アイカ、ありがとう……。僕の子供を産んでくれて……」と。
「エリエも本当にありがとう! ぼくは嬉しい! なんて幸せ者なんだ! マジで嬉しい! 自分の子供がこんなにも可愛いなんて夢にも思わなかった! 宇宙一、いや異世界一の幸せ者かもしれない」
ぼくは先ずアイカに心から感謝を伝え、すぐにエリエへと視線を移し、同ようにお礼を告げた
その後は天を仰ぎながら、嬉しさを言葉や感情だけでなく、全身で表現した。
(お願い)
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