第12話 絶叫! (1)
「な、何~~~! これはぁあああああああああっ!?」
ぼくはエリエに案内され、日当たりのいい部屋へ入った途端、《《あるもの》》を目にして驚愕し、思わず絶叫を上げた。その《《もの》》とは一体……?
実は少し前、ぼくはアイカが産んだ自分の実の娘──美麗と初めて顔を合わせ、挨拶を交わした。
その後、エリエは何故か大人の女性となっており、しかも藍華姉ちゃんと同じく【オーク】と呼ばれる緑色の肌を持つ種族に変わっていたうえ、ぼくの子を産んでいるらしい。
父親であるぼくは、美麗とじように会わせて欲しいと願い出た。
「ああ、わかった、御方……。私が産んだ美鈴は、まだ乳飲み子だから別の部屋で寝かしている。だから案内しよう」
彩は笑みながら快く了承してくれた。
だからぼくは正座をやめて立ち上がり、エリエからカと美麗へ視線を移す。
「……美麗、パパと一緒に妹たちのところへいこうか?」
ぼくは勇気を出して、可愛い娘に優しく微笑みかけ、穏やかな声で初めて手を差しのべた。
すると美麗はアイカの方をちらりと見て、ぼくのことを無言で確かめる。
本当に、この男性は自分にとって安全な存在なのか? とね。
(お願い)
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