第11話 僕の娘(3)
そんなぼくの娘は、アイカの説明を聞いて、ぼくが本当の父親だと納得してくれた。
そんな我が家の姫さまは、エリエに見下ろされて小さくなり正座している、ぼくに向きを変えると。
「──お父さま、初めまして。わらわ美麗と申します。これからは《《沢山いる兄妹》》たちと共々よろしくお願いします」
父親であるぼくへと礼儀正しく挨拶してくれた。
こんな作法がしっかりしている美麗は、我儘なアイカではなく、ぼくに似たようで、とても素直で礼儀正しい。
さすが我が家の長女でお姫さまだと、ぼくは父親らしく自分の娘を絶賛する。
しかし美麗は自分の妹が二人しかいないのに、《《沢山の兄妹》》がいるとは大袈裟だな、と僕は苦笑しつつ思いながら。
「いいや、いいや、美麗、こちらこそよろしくね」と微笑んで首を振り。
「これからはぼくもこの世界で暮らすから仲良くしようねぇ」と告げた。
しかしぼくが可愛い姫さまに微笑みかけたその瞬間、『ジロリ』と視線を感じ、ぼくは美麗からエリエへと目を向ける。
「──エリエ、もうぼくの鼻から血が出るまで踏む、蹴る、のお仕置きしたんだから、もう気が済んだだろう?」と不快に思いながら告げ。
「ぼくに早く他の娘も見せてよ! まだ赤ちゃんなんだろう? 早く、お願いだから! ぼくに父親らしくだかせてよ!」と。
ぼくは嬉しそうにエリエを急かし、他の姫たちを見せて抱かせて欲しいと願うのだった。
◇◇◇
(お願い)
レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)




