第127話 廃品回収(13)
「えぇ~!」
「いやぁ~!」
「もっとついていく~」
「何処かドライブに連れていってよ~、健ちゃん~」
しかしこの通りで、ぼくの側にいて、強引に甘えてくる猫科に犬科……。うさぎにハーピィのお姉さん、少女達四人は、こんな狭い座席に四人で強引に座っているのに、ぼくの願いを聞き入れ戦車から下車してくれないから。
ぼくは本当に困ったなと思いながら。
「家の御妃さまたちに見られたら、本当に不味いから、座席から降りてくれないかな、みなさん? あっ、ははは」
ぼくは先ほどアイカやプラウム、サラに殴る・蹴るばかりだから戦車から降りて欲しいと彼女たちへと自分の顔を引き攣らせつつ、笑い誤魔化しながら告げるけれど。
このウィングル王国は女尊男卑思想と言うこともあり、アマゾネスの国家……。国民の男女の比率も男性よりも女性の数が倍どころではなく、三倍以上いるのでは? と言われているぐらい女性が多い国家だから、女性たちは気に入った男性がいれば本当に積極的でね。
ぼくがひとりで街を散歩すればこの通りで、色々な種族の女性たちが集まってきてプロポーズ……。
ぼくを禁断の世界……。桃源郷へと誘う。
まあ、子供たちがいれば流石に近寄ってはこないけれど。ぼくが洗濯をしている最中……。子供たち四人は離れた場所でファイティングキャットと武芸の稽古……。




