第128話 廃品回収(14)
そんな時はぼくと子供たちとの間に距離があるから、若い女性たちがさり気なく寄ってきて、自分をアピール……。強引な求愛を求めてくるから、マジで勘弁……。
ぼくは、子供たちに不倫がばれれば、今日の早朝のように御妃さまに殴る・蹴ると言った状態が続く、刺激的な日常が続いているけれど。
ぼく自身も余り、自分に言い寄ってくる女性たちを無視し、素知らぬ振りをするわけにもいかない。
ぼく自身がウィングル王国の大王と言うのもあるけれど、この国は女性が多いと言うことは? 国の兵士の大半は女性兵……。アマゾネスと言うことになるから、自分の直属の臣下や兵をまだ持たないぼくだから、自分に話しかけてくれた女性たちに対して不愛想にするわけにもいかない。
だからか今僕の側にいる麗しい女性たちに今直ぐ戦車か降りろ! 降りないと殴る・蹴る! こら! おぉ~! と。
ぼくは憤怒して唸り、ワンワンと吠えることができない。
また彼女たちも、そのことを重々承知しているから。
「王さま~」
「大王さま~」
「あんた~」
「健ちゃん」
「うちらが~」
「私が~」
「アーシが~」
「私が~」
「作業を手伝ってあげるから~、ついていってもいいだろう?」と。
まあ、この通り黄色い声音でぼくに甘えながら屁理屈を言い返してくると言うわけだよ。
だからぼくは降りて! 降りて! と彼女たちへと告げるわりには強引な行動をとれないのは、そのためなんだよね。
だからぼくは「はぁ~」と大きな溜息をつきつつ廃品回収所へと向かうのだった。
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